古希祝いの定番プレゼント「花」
人生の節目を祝う古希祝いのギフトとして、花はとても人気があります。
ただ、たくさんの種類がある中で、どの花を選べば喜んでもらえるのか迷うこともありますよね。
今回は、古希祝いに適した花の種類や選び方のポイント、さらにはプレゼントする際の注意点について詳しくご紹介します。
古希祝いに喜ばれる花とは
古希祝いに贈る花は、見た目の美しさだけでなく、花言葉にも注目して選ぶと特別感が増します。
相手に喜ばれる花を選ぶためのヒントとして、古希祝いに人気の花の種類とその魅力をお伝えします。
華やかで気品あふれる「バラ」
お祝いの席で定番の花といえば「バラ」。
その華やかさから、古希祝いのギフトにも多く選ばれています。
特に古希祝いには、テーマカラーである紫色のバラを取り入れると、特別感がぐっと高まります。
紫のバラの花言葉は「尊敬」「気品」「誇り」。
両親や祖父母に対する感謝や敬意を伝えるのにぴったりな意味が込められています。
紫のバラを主役にした花束は、古希祝いを彩る特別なプレゼントとして最適です。
優しい雰囲気の「カーネーション」
母の日に贈る花としておなじみのカーネーションも、古希祝いで人気の花のひとつです。
その愛らしい形と色の豊富さから、花束の主役としてもアクセントとしても使いやすいのが特徴です。
紫のカーネーションには「誇り」「気品」といった花言葉があり、古希祝いにふさわしい選択肢です。
さらに、赤やピンクのカーネーションをサブに添えるのもおすすめ。
赤のカーネーションは「母への愛」、ピンクは「感謝」という意味を持ち、心を込めたメッセージを表現するのにぴったりです。
胡蝶蘭
胡蝶蘭はお祝い事でよく選ばれる定番の花です。
開店祝いなどで見かけることが多い胡蝶蘭ですが、その人気の理由は花言葉にあります。
「幸せが舞い込む」という意味を持つこの花は、優雅な見た目と相まって、人生の節目を祝う贈り物としても大変喜ばれます。
特に年配の方に好まれることが多く、贈られて喜ばれないことはほとんどありません。
また、胡蝶蘭には特定の色ごとの花言葉がないため、色選びに迷う心配がないのもポイントです。
トルコキキョウ
ふんわりとしたボリューム感のある花びらが特徴のトルコキキョウは、主役の花としても引き立て役としても使える万能な存在です。
この花を取り入れることで、アレンジ全体が上品で落ち着いた印象になります。
そのため、古希祝いのプレゼントとしても非常に適しています。
トルコキキョウの花言葉は「優美」。
さらに、紫色の品種には「希望」という意味が込められています。
また、色の種類が豊富なため、青や緑のトルコキキョウを選べば男性への贈り物にも最適です。
特に女性に贈る花としては、人気の高い選択肢です。
スイートピー
春の花というイメージが強いスイートピーですが、実は一年を通して切り花として流通しているため、古希祝いの時期を気にせず選べます。
スイートピーの花言葉には「門出」や「優しい思い出」といったメッセージが込められています。
一見すると「別れ」を連想させるかもしれませんが、これらの言葉は新たな人生のステージへの一歩を象徴しています。
古希という人生の節目を迎える方への祝福として、次の旅立ちを応援する気持ちを込めてスイートピーを贈るのは素敵なアイデアです。
さらに、花言葉にちなんだメッセージカードを添えれば、より心のこもったプレゼントになります。
ダリア
豪華で華やかな印象のダリアは、結婚式のブーケなどにも使われるほど、お祝いの場にぴったりの花です。
大輪の花が特徴で、少ない本数でも存在感が抜群。花束全体を鮮やかに引き立ててくれます。
ダリアの花言葉には「優雅」や「気品」といった前向きな意味があります。
色によって花言葉が異なり、赤いダリアは「華麗」、黄色いダリアは「栄華」を表します。
ただし、紫色のダリアには特定の花言葉がありません。
また、花言葉にはポジティブな意味だけでなくネガティブな意味が含まれる場合もあるため、あまり深くこだわらず、全体のデザインや色合いで選ぶのも良いでしょう。
ガーベラ
丸みのある愛らしい姿が特徴のガーベラは、鮮やかな色が豊富でお祝いにぴったりの花です。
見た人を明るい気持ちにさせるその魅力は、プレゼントとしても非常に人気があります。
また、「希望」や「前進」という前向きな花言葉を持つガーベラは、古希祝いにふさわしい一品です。
黄色やピンク、オレンジなどの明るい色を差し色に取り入れることで、花束に華やかさと彩りを加えることができます。
古希祝いにおすすめの花選び
古希祝いの贈り物として花を選ぶ際には、紫色をメインテーマにするのがおすすめです。
長寿祝いにはそれぞれ象徴的な色があり、古希祝いには「紫」がテーマカラーとして知られています。
紫はかつて、高貴な人々の象徴とされており、特別な節目を迎える方への贈り物として非常に適しています。
ただし、必ずしも紫にこだわる必要はありません。
贈る相手が赤やオレンジなどの色を好む場合には、それらをメインカラーとして選んでも問題ありません。
さらに、贈る形についても検討が必要です。一般的には鉢植えより花束が好まれる傾向があります。
「根(寝)付く」といった縁起の悪いイメージを避けるためです。
ただし、花のお世話が好きな方であれば鉢植えでも喜ばれる場合があります。
相手の好みやライフスタイルに合わせた選び方を心がけましょう。
紫と白の組み合わせ
紫は古希祝いにぴったりの色ですが、白い花と組み合わせる際は注意が必要です。
この配色は仏事を連想させるため、お祝いの花束には不向きとされています。
紫を基調にする場合は、黄色やピンク、オレンジなどの明るい色を取り入れることで、より華やかでお祝いらしい印象を演出できます。
菊
菊は仏事で使われることが多いため、お祝いの花束には避けたほうが無難です。
どの花を選ぶべきか迷ったときには、花屋さんに「古希祝い用」と伝えれば、適切な花材でアレンジメントを作ってもらえます。
ユリ
ユリもまた仏事で使われることが多い花ですが、その気品ある美しさから好む人も少なくありません。
ただし、白いユリだけでまとめた花束は仏事を連想させる可能性があります。
そのため、ユリを取り入れる際には、ピンクや黄色の花と組み合わせることで華やかな雰囲気を加えるのがおすすめです。
まとめ
古希祝いの花選びでは、贈る相手の好みやライフスタイルを考慮し、華やかで心のこもった花束を目指しましょう。
花材や配色に迷った場合は、花屋さんに相談するのが一番です。
プロのアドバイスを受けることで、贈る相手にぴったりのアレンジメントを用意することができます。
また、紫をメインに、黄色やピンクなどの差し色を加えることで、よりお祝いにふさわしい華やかな花束を作ることができます。
古希を迎える大切な方への贈り物として、心のこもった花束を贈ってみてはいかがでしょうか。