「コンパスの見方が分からない…」そんな不安を感じたことはありませんか?
旅行先で道に迷いそうになったときや、地図を見ているのに方向が合わないときって、ちょっとドキッとしますよね。
でも大丈夫です。コンパスの読み方は、一度ゆっくり覚えてしまえば、とてもシンプルで日常の心強い味方になります。
この記事では、スマホのコンパスにもアナログのコンパスにも共通する基本の見方を、女性にもやさしい言葉で、初めての方でもスッと理解できるように丁寧に解説していきます。
むずかしい専門用語は使わず、イラストをイメージしながら読み進められるような内容にしていますので、ぜひ一緒にゆっくり覚えていきましょうね。
コンパスが分からない原因は?初心者がつまずくポイント
N・E・S・W の意味が分からない
コンパスに書かれている “N・E・S・W” は、それぞれ「北・東・南・西」を意味しています。英語の頭文字なので、慣れるまでは少し混乱しがちです。特に、普段は日本語の「北・東・南・西」に慣れているため、急にアルファベットだけで判断しようとすると迷ってしまうことが多いんです。
また、方角のアルファベットは時計回りに並んでいるため、「どの順番で覚えればいいの?」と戸惑う方もいます。最初は“North=北”だけでも覚えると、読みやすさがぐんとアップしますよ。
0°〜360° の数字がよく分からない
数字は「どれくらいの角度でその方向に向いているか」を表しています。ですが、360°と聞くだけで難しそうに感じますよね。実際には“円を360°として、今自分がどの方向を向いているか”を示しているだけなのですが、角度に馴染みがないとイメージしにくいものです。
さらに、0°(北)から数字が増え、90°は東、180°は南、270°は西…と覚える必要があるので、初心者さんほど混乱してしまいがちです。最初はざっくり「数字は方向の目安なんだな」と思うだけでも十分ですよ。
赤い針(赤いマーク)の意味を知らない
コンパスの赤い針は、常に“北”の方向を指しています。ここを理解すると、方角がぐっと読みやすくなります。とはいえ、スマホのコンパスでは針ではなく“赤い線”“赤マーク”になっていることもあり、どこを見れば北なのか分かりにくいと感じる人も多いです。
また、周囲の磁気の影響で針がフラフラしたり少しズレたりして、「これ正確なの?」と不安になってしまうことも。まずは“赤=北”と覚えるだけでOKです。
北と自分の向きの関係が分かりにくい
針が北を指すのは理解できても、「じゃあ私が向いてるのはどっち?」というところで戸惑いやすいです。実は、多くの人がここでつまずきます。
自分のからだ(またはスマホ)の上側=“前方向”が基本になりますが、“北がどっちか分かったのに、自分の向きは結局どれなの?”と混乱してしまうんです。
方角は“北を基準にして自分がどちら側を向いているか”を考えるとスッと理解しやすくなりますよ。
真北と磁北の違いを知らない
地図の北(真北)とコンパスの針が指す北(磁北)は、実は少しズレています。この違いを知ることで、読み方がより正確になります。
とくに、スマホのコンパスを使う場合は、設定によって「真北を基準にするのか」「磁北を基準にするのか」が変わるため、余計に混乱しやすくなります。また、地域によっても磁北の位置が変わるので、人によってズレの感じ方が少し違うことがあります。
初心者さんはまず“ズレがあるのは普通”と知っておくだけで安心できますよ。
コンパスには2種類ある(スマホとアナログ)

コンパスと聞くと「スマホに入っているもの」と「昔ながらの磁石の針がついたもの」という2種類を思い浮かべる方が多いと思います。実はどちらも仕組みはちょっと違うのですが、方角の読み方に関してはほとんど同じ。ここでは、それぞれの特徴をより分かりやすく、そして初心者さんでもイメージしやすいように詳しくご紹介しますね。
スマホのコンパス
スマホに内蔵されているコンパスは、とても便利で手軽に使えるのが最大の魅力です。
・アプリが自動で角度を計算してくれるため、初心者でも扱いやすい
・画面上に方角や度数が表示されるので直感的に分かる
・暗い場所や夜間でもしっかり見やすい
・ただし磁気の影響を受けやすく、ケースや周囲の環境によっては精度が落ちることも
・センサーの調整(キャリブレーション)が必要になる場合もある
また、スマホならではのメリットとして、地図アプリと連動させやすい点があります。「今どこを向いているか」を地図と一緒に確認できるので、旅行や散策のときにとても頼りになりますよ。
アナログコンパス
一方、昔ながらのアナログコンパスは、磁石の針を使って北を知るシンプルな道具です。アウトドアでは今でも根強い人気があります。
・磁石の力で針が北を指すため、電池切れの心配がない
・構造がシンプルなので壊れにくく、長期間使える
・登山やキャンプなど、電波やスマホの電池が頼れない環境で特に役立つ
・使いこなすほど精度に信頼感が出る本格的なツール
ただ、磁気に影響される点は同じなので、車の中や金属の近くでは針が安定しにくくなることがあります。でも、だからこそ“針の動き”を観察しながら使う面白さがあるという魅力もあります。
どちらのコンパスでも、方角の読み方は共通しているので安心してくださいね。
どちらか片方だけ覚えれば、もう一方もすぐに使えるようになりますし、場面に応じて使い分けられるようになるとさらに便利ですよ。
コンパスの基本構造と方角の見方【最重要ポイント】
方位記号(N/E/S/W)を覚える
方位記号はコンパスの基礎となる大切な部分です。まずは落ち着いて、ゆっくり覚えていきましょう。
- N…North(北):一番大切な基準となる方向です。コンパスでは“赤い針”が示す方角なので、まずここを探すクセをつけると迷いにくくなります。
- E…East(東):太陽が昇る方向なので、意外と覚えやすい方角です。朝の光を思い浮かべるとイメージしやすいですよ。
- S…South(南):北のちょうど反対側。暖かいイメージで覚える方も多いです。
- W…West(西):夕日が沈む方向。東とセットで覚えると一気に理解しやすくなります。
方位記号は、英語の頭文字で覚えるとスムーズですが、慣れないうちは“北→東→南→西”と指でくるっと一周しながら覚えるのもおすすめです。ゲームの簡単なステージを進むような気持ちで、楽しく身につけてみてくださいね。
0°〜360°の数字の見方
コンパスには数字がずらっと並んでいて、最初は「こんなに覚えられない…」と感じてしまうかもしれません。でも大丈夫。数字は細かく覚える必要はなく、基本だけ押さえればしっかり使えます。
- 0°(または360°)=北
- 90°=東
- 180°=南
- 270°=西
この4つだけ覚えておくと、他の角度も“なんとなくこの方向かな?”と理解できるようになりますよ。たとえば、45°なら北と東の間、135°なら東と南の間…というように、時計の針が動くようなイメージで考えると、とても分かりやすくなります。
また、スマホのコンパスでは数字が動く様子がなめらかなので、どの方向に近づいているのかも分かりやすく、初心者さんでも感覚的に理解しやすいんです。難しく考えず「数字は方向の細かい目安」と思えばOKですよ。
赤い針は“北”を指す
コンパスのもっとも大切な部分が、赤い針(または赤いマーク)。これが“北”を示す役目を担っています。赤い針がぶれたり動いたりしても、落ち着いて針が止まるのを待ってみましょう。
スマホの場合は針ではなく、画面上の赤い線や赤い部分が北を表すことがあり、アナログとは少し見た目が違いますが、役割はまったく同じです。
赤い針を見るときのポイントは、“針を動かすのではなく、自分(またはスマホ)を回す”こと。ついコンパスを傾けたり動かしたりしがちですが、針そのものはあくまで“地球の磁力に合わせて動く”だけなので、針が向いている方向に自分の体の向きを合わせるようにすると、正確に北がつかめますよ。
自分の向いている方向を読む
北が分かったら、次は“自分が今どちらを向いているのか”を読み取ります。ここが初心者さんがいちばん「難しい…」と感じるところですが、コツを覚えるとすぐに慣れていきます。
ポイントは、コンパスの“上側”=あなたの正面だということ。スマホでもアナログでも、コンパスの上側に表示されている文字・数字が、まさに“あなたが今向いている方向”です。
たとえば、コンパスの上側に「E」と表示されていれば、あなたは東を向いています。「135°」と表示されていれば、東南(東と南の間)を向いているということになります。
最初は自分の体をゆっくり回しながら、針と数字の関係を観察してみてください。まるで小さな発見の連続のように、「あ、動かすとこうなるんだ!」と楽しく理解が深まっていきますよ。
実際にコンパスを使って方角を読む方法
コンパスを水平に持つ
コンパスを正しく使うためのいちばん大切なポイントが、まず“水平に持つこと”です。スマホでもアナログでも、少しでも斜めになると針が安定せず、方向がふらふらしてしまいます。テーブルの上にそっと置いたときのように、手のひらを広げて平らな状態を意識してみてくださいね。
また、歩きながら使う場合は体の前でそっと支えるように持つと安定しやすく、針もスムーズに動いてくれます。ゆっくり深呼吸をして、ふわっと手をリラックスさせると持ちやすくなりますよ。
針を北に合わせる
赤い針(または赤マーク)が“北(N)”を指すまで、少し待ってみましょう。針は環境の磁気の影響を受けるため、すぐに止まらずふわふわ動くこともありますが、それは正常な動きです。
もし針がまったく落ち着かない場合は、近くに金属や電子機器がないか確認してみてください。スマホの場合はケースのマグネットが影響することもあるので、軽く外して使うと安定性が高まることがあります。
自分が向いている方向を確認する
コンパスの本体の上側(あなたの前方向)に表示される文字や数字が、今あなたが向いている方角です。ここがコンパスの“読み方”でいちばん大切なポイントになります。
たとえば、コンパスの上に「E」があれば東、「225°」と表示されていれば南西の方向へ向いていることになります。
慣れないうちは、自分の体をゆっくり回しながら針と表示がどう変わるかを観察してみると、とても分かりやすいですよ。まるで小さな実験をしているように「向きを変えるとこう変わるんだ!」と楽しみながら覚えられます。
歩く方向の調整
方角が分かるようになると、地図を見ながらスムーズに進むことができるようになります。地図の北とコンパスの北を合わせ、自分が進みたい方向にコンパスの上側を向けるだけで、迷いにくくなるんです。
「少し右かな?」「もう少し左かも?」と細かく調整しながら歩くことができるので、初めての街でも安心して散策できますよ。旅行や登山はもちろん、近所のお散歩にも役立つスキルになります。
地図とコンパスを一緒に使うときのポイント

地図とコンパスを組み合わせて使うと、道の見え方がガラッと変わるほど分かりやすくなります。地図だけ見ていると「右に進むの?左?どっち?」と迷ってしまいがちですが、コンパスがあるだけで方角がハッキリするため、進むべき方向がスムーズにつかめるようになります。ここでは、地図とコンパスを上手に使うためのポイントを、初心者さんでも安心して実践できるようにやさしく解説しますね。
地図は“北が上”になっている
紙の地図もスマホ地図も、基本的には“北が上”になるように描かれています。これは世界的なルールのようなもので、地図を見るときに混乱しないように統一されているんです。
北がどちらかをコンパスで確認してから地図を見ると、「この道はこっちに伸びてるんだ」「曲がり角はすぐ先なんだ」と立体的にイメージできるようになります。もし地図が回転してしまい分からなくなったら、一度深呼吸して“北は上”という基本に立ち返るとスッと理解しやすくなりますよ。
地図とコンパスの北を合わせる
コンパスで北を確認し、地図も同じ方向へ向けると、道筋がとてもシンプルに読み解けるようになります。これは“地図を実際の世界と同じ向きにする”という作業で、登山でも旅行でもプロが必ず行っている基本のテクニックです。
例えば、地図上で自分が居る地点から右に進む道があるとします。でも、地図をくるっと回転させて読んでしまうと、実際には左に進まなければいけない場面も…。こうしたミスを防ぐためにも、必ず地図とコンパスの北をそろえる習慣をつけると、迷う確率がぐんと下がりますよ。
合わせ方のコツは、
- まずコンパスで北を確認する
- 地図の上側が北になるようにゆっくり回す
- 北がそろったら、そのまま道の形と街並みを照らし合わせる
という3ステップです。焦らなくて大丈夫ですから、丁寧に合わせてみてくださいね。
スマホ地図との併用はとても便利
スマホの地図アプリには“自分が向いている方向”を示してくれる機能があります。これをコンパスと一緒に使うと、道に迷う可能性が驚くほど下がります。
青い矢印(自分の位置)が向いている方向が進行方向なので、コンパスで北を確認しながら地図を見ることで、「実際の景色」と「地図上の情報」がピタッと一致しやすくなります。「あ、この交差点を右なのね」「建物の位置、ちゃんと合ってる」と安心感も増えますよ。
特に旅行先や初めての街では、建物の並びや道路の方向が分かりにくいことが多いため、地図アプリとコンパスの併用はとても心強いサポートになります。
焦らずに、地図とコンパスをゆっくり見比べる習慣をつけるだけで、お出かけがさらに楽しく、安心できるものになりますよ。
真北と磁北の違いをやさしく解説

真北とは?
地図上の“本当の北”のこと。地球の地軸を基準にして決められているため、地図や地球儀で見る北はすべて“真北”になります。普段よく使う道路地図や観光マップ、登山地図などは、この真北を基本に作られています。地形や地図の読み方を正確に行いたいときは、この真北を基準にするとズレが少なくなり、より正確に位置を把握できます。また、真北は磁気の影響を受けないため、いつどこで読んでも変わらない“安定した北”だと覚えておくと分かりやすいですよ。
磁北とは?
地球の磁場の影響で、コンパスの針が向く北のこと。地球には巨大な磁石のような性質があり、その磁力によって針が引き寄せられて方向を示します。コンパスを使うときは、ほとんどの場合この磁北を見て方角を判断することになります。
ただし、磁北は地球の磁場が変化することで毎年ほんの少しずつ位置が変わっており、世界的にも“磁北が移動している”という現象が知られています。こうした背景を知ると、「磁北って動くの?本当に大丈夫?」と思うかもしれませんが、日常生活で気になるほどのズレではないので安心してくださいね。
地域によってズレる理由
日本でも場所によって、真北と磁北の間に数度ほどの差があります。このズレを「偏角(へんかく)」と呼び、気象庁でも毎年変化を発表しています。
偏角が生まれる理由は、地球の内部構造や磁場の強さ、位置関係が地域によって異なるためです。たとえば、北海道と沖縄では偏角に1〜2度以上の差が出ることもあります。ただ、一般的な散策や街歩きでは数度のズレはほとんど気にならず、むしろ「少しズレるもの」と理解しておくほうがコンパスを使うときに気持ちがラクになりますよ。
初心者はどちらを基準にすれば?
普段の散歩や旅行なら、「大まかな位置をつかむ」程度でOK。真北と磁北の違いを正確に見分ける必要はなく、スマホやアナログコンパスが示す“北”をそのまま基準にして問題ありません。
登山や専門的な地図読みをする場合には真北を選ぶこともありますが、初心者や日常で使う場合は気にしすぎなくて大丈夫です。まずは“北の方向を知る”という基本だけ押さえておけば十分ですし、方角が分かるだけで道に迷いにくくなり、安心して歩けるようになりますよ。
コンパスの方角が合わない・ズレる原因と対処法
コンパスが指し示す方向が「なんだか怪しい…」と感じるときは、いくつかの原因が重なっている場合があります。特に初心者さんは、針が揺れたり落ち着かなかったりすると「故障?」と心配になってしまいますよね。でも、多くの場合はちょっとした環境の影響だったり、持ち方に原因があったりするだけなので、落ち着いて対処すれば大丈夫です。
ここでは、よくある“ズレる原因”と、その対処法を一つずつ丁寧に解説していきますね。
磁気の影響を受けている
コンパスは磁石の力で北を指す仕組みなので、周囲に強い磁気があると針が引っ張られて大きくズレてしまうことがあります。
たとえば…
- 車のボディのような大きな金属
- 工事現場や鉄骨の近く
- 電子レンジやスピーカーなどの家電
- バッグの金属パーツやチャック
こうした環境では、針が安定しなかったり、実際とは違う方向を指してしまうことがよくあります。もしコンパスが落ち着かないときは、まず周囲の状況を少し観察して、金属や電子機器から離れてみると改善することが多いですよ。
スマホケースの磁石
スマホの手帳型ケースについているマグネットは、実はコンパスにとても強い影響を与えます。特に磁力が強めのケースを使っている場合、コンパスが正しく作動しないことが多く、「北が合わない…」という原因になりやすいんです。
「なんだか変だな?」と思ったら、まずはスマホケースを外して試してみてください。ケースを外すだけで針がスッと安定することも多く、簡単に改善できるポイントです。普段は便利なケースでも、コンパス使用時だけは外して使うのがおすすめですよ。
水平に持てていない
コンパスが正しく作動するためには、本体が水平になっていることが大前提です。少しでも傾いていると針が片側に寄ってしまい、方向が安定しなくなることがあります。
外で使う場合は、風が吹いたり歩きながらだったりすると、つい手元がぶれてしまいがちですよね。そんなときは、
- 両手でそっと支えてみる
- 一度立ち止まって姿勢を整える
- スマホなら手のひらに広く乗せて安定させる
といった工夫をすると、針が落ち着いてくれます。
キャリブレーション(調整)を行う
スマホのコンパスはセンサーで方角を計測しているため、長時間使っていたり磁気の影響を受けたりすると、動作が不安定になることがあります。そのときに役立つのが“キャリブレーション(調整)”です。
一般的には、スマホを空中で ゆっくり8の字を描くように動かす とセンサーがリセットされ、方向が正しく読み取れるようになります。
最初は少し恥ずかしく感じるかもしれませんが、実際にはみんなやっている普通の動作なので安心してくださいね。アプリによっては「調整してください」と画面に案内が出るものもあります。
アナログコンパスの劣化
アナログのコンパスはとてもシンプルな構造ですが、長年使っていると針の回転が悪くなったり、ケース内部に小さな気泡ができて動きが阻害されたりすることがあります。こうした劣化はズレの大きな原因になります。
とくに、
- 針が回るのに時間がかかる
- 途中でひっかかったように止まってしまう
- 針の先端が少し曲がっている
といった症状がある場合は、買い替えを検討してもよいかもしれません。
アナログコンパスは丈夫とはいえ、精密な道具なので丁寧に扱うことがポイントです。保管するときは強い磁石と一緒に置かないようにすると、寿命がぐっと伸びますよ。
スマホで方角が分からないときの代替手段
スマホのコンパスがうまく動かなかったり、電波や磁気の影響で方角が読み取りにくいときってありますよね。そんなときは、ちょっとした工夫や自然の特徴を利用することで、方向を知る方法がいくつかあります。ここでは、初心者さんでもすぐに試せて、しかも覚えやすい“代替手段”を詳しくご紹介します。
地図アプリの“現在地の向き”を使う
ほとんどの地図アプリには、自分が向いている方向を示す“青い三角マーク”があります。この三角形の先端が指している方向が、まさにあなたの向いている向きです。
さらに、地図アプリによっては“コンパスモード”があり、スマホを動かすと地図もくるっと回転して、実際の世界と同じ向きになるものもあります。建物が多い都会でも、「あ、こっちの道を進めばいいんだ」と直感的に判断しやすくなりますよ。
もし矢印がクルクルして安定しないときは、スマホを軽く振ったり、ケースを外したりすると改善する場合があります。焦らず、ゆっくり位置を調整してみてくださいね。
太陽の位置を使う
太陽は、毎日ほぼ決まった方向から昇り、決まった方向へ沈むため、方角を知るのにとても便利な自然の目印です。
- 朝は東から昇る
- 昼ごろは南の空の高い位置にある(日本の場合)
- 夕方は西に沈む
これを覚えておくだけで、スマホが使えない状況でも大まかな方角をつかむことができます。旅行先や自然の中で道に迷ったときにも、とても役立つシンプルな方法です。
影を使って方向を判断
太陽がある方向とは反対側に、影が伸びるしくみを利用する方法です。たとえば、朝に影が長く伸びている方向は“西”、夕方に影が長い方向は“東”になります。
- 影が長く伸びる方向 → 太陽と反対 → 東か西の判断材料に
- 影の向きを観察すると、おおまかな方角がつかめる
地面にまっすぐ立って、影の方向をじっと見てみるだけでもヒントになります。時計やスマホがなくてもできる、とても頼もしい方法ですよ。
建物や道路の向きで判断
都市部の多くの道路や建物は、東西・南北を基準に設計されていることが多いです。特に大きな通りや商店街などは、東西にまっすぐ伸びているケースが多く、道の方向を見るだけで方角の目安がつきます。
また、街中の駅やバスターミナルの案内板には、周辺地図と一緒に“北のマーク”が描かれていることがほとんどです。建物の影や道路の向きと照らし合わせながら見ると、より正確に方向がつかめて安心できますよ。
こうした身近な情報を組み合わせることで、スマホのコンパスに頼らなくても、しっかり自分の向きを判断できるようになります。焦らず、周りをゆっくり観察してみてくださいね。
よくあるQ&A
Q1:南ってどっち?覚えやすい方法は?
→ 北の反対が南、と覚えると簡単です。さらに覚えやすくするには「太陽の位置」をセットで意識すると便利ですよ。朝日が昇る方向が東、夕日が沈む方向が西。その東と西のちょうど真ん中の反対側が南になります。体をくるっと回して東と西を見比べてみると、自然と南の位置をイメージしやすくなりますよ。
また、地図を見るときは北が上なので、“上の反対=下(南)”と覚えておくと迷いません。日常生活でも使える小さなコツなので、ぜひ気軽に試してみてくださいね。
Q2:コンパスがクルクル回るのは故障?
→ 近くに磁気の影響がある可能性があります。例えば、鉄製のベンチや車のボディ、スマホケースのマグネットなどが近くにあると、針が落ち着かずにクルクル回ってしまうことがあります。
故障ではなく“磁気の干渉”であることがほとんどなので、場所を少し移動してみたり、ケースを外して使ってみると改善することが多いです。特に屋外では、意外な場所で磁気の影響を受けることがあるため、まずは周りをゆっくり観察してみると原因が見つかりやすいですよ。
Q3:スマホとアナログでズレるのは普通?
→ はい、数度の違いはよくあります。スマホは磁気センサーを使っており、ケースや周囲の環境に左右されやすいのに対し、アナログのコンパスは“磁石そのもの”の力で北を指します。そのため、両者の仕組みが違うことから、少しだけ読み取りにズレが出るのはとても自然なことなんです。
気にする必要はありませんが、もし大きくズレていると感じた場合は、スマホのセンサー調整(8の字で動かす)を試したり、アナログコンパスの針の動きがスムーズかどうかを確認してみると良いですよ。
Q4:室内でも使える?
→ はい。ただし金属家具や家電が多い場所は不安定になりやすいです。とくに冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、パソコンなどの周辺は強い磁気の影響を受けるため、針が正しく動かないことがあります。
もし室内で使う必要があるときは、窓際や家具の少ない場所など、できるだけ“磁気の少ない位置”へ移動すると安定しやすくなります。また、床に直接置くより手に持って少し浮かせたほうが、周囲の金属から針を離せるので精度がよくなることもありますよ。
Q5:90°などの数字はどう読む?
→ 90°=東、180°=南、270°=西を覚えておけばOK!これらはコンパスの基本中の基本なので、まずはこの3つだけしっかり覚えておくと、とてもスムーズに使えるようになりますよ。
さらに慣れてきたら“その中間の角度”もイメージしてみましょう。たとえば45°なら北東、135°なら南東、225°なら南西…というように、数字を見るだけでおおまかな方角がパッと頭に浮かぶようになります。
数字の読み方は最初こそ難しく感じますが、地図と照らし合わせながらゆっくり練習していくうちに、自然と身についていきます。焦らなくて大丈夫ですよ。
まとめ
・コンパスは“北を確認する”だけでぐっと分かりやすくなる、という基本はとても大切ですが、実際には“北を見つける→自分の向きを読む→地図と合わせる”という流れを自然にできるようになると、さらにスムーズに使いこなせるようになります。最初はゆっくりで大丈夫なので、何度か練習しながら体で覚えていくと安心です。
・真北と磁北は少し違うけれど、初心者は気にしすぎなくて大丈夫。実際の生活では数度のズレがあっても問題なく方向を判断できますし、旅行や日常の外出なら“北が大まかに分かる”だけで十分役立ちます。真北と磁北の違いは、慣れてきたら少しずつ覚えていけばOKです。
・ズレたときは磁気の影響や持ち方をチェックすることがとても重要です。周りに金属がないか、スマホケースの磁石が邪魔をしていないか、コンパスを傾けていないかなど、ほんの少し意識するだけで精度がグッと上がります。コンパスが乱れたときは、一度深呼吸して環境や姿勢を見直してみてくださいね。
・地図と合わせると、旅行・お出かけがもっとスムーズに感じられ、自分の位置関係がはっきり分かるようになります。初めての街でも安心して歩けるようになり、迷いにくくなるという心強い効果もあります。少しずつ使っていくうちに、地図とコンパスの連動が自然と身につきますよ。
ゆっくり覚えていけば、誰でもコンパスを使いこなせるようになりますよ。焦らず、自分のペースで練習していくうちに、きっと「いつの間にか使えるようになっていた!」という感覚になれます。

