サッカーでミサンガをつけるのはなぜ?
サッカー選手やサッカー部の人が、手首や足首にミサンガをつけているのを見て「なぜサッカーでミサンガをつけるの?」と疑問に思ったことはないでしょうか。
サッカーでミサンガをつける理由としては、勝利祈願やお守り、仲間との友情や絆の象徴として身につけることなどが挙げられます。
ミサンガそのものがサッカーのために作られたアイテムというわけではありません。しかし、日本ではサッカー人気とも結びつき、願いを込めて身につけるアイテムとして知られるようになりました。
ただし、お守りとして身につけているからといって、公式戦でも自由につけられるとは限りません。
試合では安全上の理由からアクセサリー類が制限されるため、ミサンガをつける場合にもルールを確認する必要があります。
まずは、なぜサッカーとミサンガがこれほど深く結びついているのか、その理由から見ていきましょう。
勝利祈願やお守りとして身につけるため
サッカーでミサンガをつける代表的な理由のひとつが、願掛けです。
「試合に勝ちたい」「大会で良い結果を残したい」「最後まで力を出し切りたい」など、自分の願いを込めて身につけます。
ミサンガには、身につけている糸が自然に切れると願いが叶うという言い伝えがあります。
そのため、大切な大会を控えた選手や部活動に取り組んでいる学生にとって、ミサンガは単なるアクセサリーではなく、目標や願いを思い出させてくれるお守りのような存在になります。
試合前に緊張したときでも、自分や大切な人の願いが込められたミサンガを見ることで「頑張ろう」と気持ちを切り替えるきっかけにもなるでしょう。
ただし、ミサンガをつけることで実際に勝利できたり、ケガを防止できたりするわけではありません。
あくまでも願掛けや心の支えとして楽しむものと考えるのがよいでしょう。
仲間との友情やチームの絆を表すため
ミサンガは、自分一人の願いを込めるだけではありません。
サッカーでは、チームメイト同士で同じ色のミサンガを作ったり、試合前に仲間へプレゼントしたりすることもあります。
同じ目標に向かって練習してきた仲間とお揃いのミサンガを身につければ、「みんなで勝とう」「最後まで諦めない」といった気持ちを共有できます。
特に学生の部活動では、大会や引退試合などの節目にミサンガを作ることもあるでしょう。
一人ひとりの願いだけではなく、チーム全体の目標や仲間への思いを形にできるところも、サッカーとミサンガの相性がよい理由のひとつです。
サッカーとミサンガが深く結びついた背景
ミサンガとサッカーの関係を考えるうえで欠かせないのが、ブラジルとのつながりです。
現在「ミサンガ」と呼ばれている願掛けの紐については、ブラジル北東部のバイーア州サルヴァドールにあるボンフィン教会にまつわる「フィタ」と呼ばれるリボンとの関係が知られています。
ブラジルといえば、世界的なサッカー大国としても有名です。
そのため、ブラジルの文化とサッカーが日本に紹介されていくなかで、願掛けのアイテムもサッカーと結びついて認識されるようになりました。
日本では特にJリーグが盛り上がった時期にサッカー選手が身につけていたことなどから、「サッカー選手がつけるお守り」というイメージを持った人も多いでしょう。
日本でミサンガが流行したのはサッカーがきっかけ?
現在ではサッカー以外でも見かけるミサンガですが、日本で広く知られるようになった背景にはサッカーブームとの関係があります。
特に1990年代はJリーグの開幕によってサッカーへの注目が一気に高まりました。
そのなかで選手が身につけるファッションやアイテムにも注目が集まり、ミサンガも知られるようになっていきます。
Jリーグ開幕期にミサンガが注目された
1993年にJリーグが開幕すると、日本では大きなサッカーブームが起こりました。
試合そのものだけではなく、選手の髪型やファッション、身につけているアイテムに憧れる人も増えていきます。
ミサンガも、こうしたサッカー人気とともに広く知られるようになったアイテムのひとつです。
その後はサッカー選手だけのものではなく、学生を中心に「願いが叶うお守り」「友情の証」として定着していきました。
現在でも「ミサンガ=サッカー」というイメージを持つ人がいるのは、この時代のサッカーブームの影響が大きいと考えられます。
ミサンガとブラジルの「ボンフィン」の関係
ミサンガについて調べていると「ブラジル発祥」と説明されることがありますが、背景を知るとより興味深いものがあります。
ブラジルのサルヴァドールには「ボンフィン教会」として知られる教会があり、願いを込めて結ぶカラフルなリボンで有名です。
こうしたブラジルの願掛け文化が、日本で知られるミサンガのイメージとも結びついています。
そのため「ブラジルはサッカー王国だから、サッカー選手のためにミサンガが作られた」という意味ではありません。
願掛けの文化とサッカーが結びつき、日本でもサッカー人気を通して広く知られるようになった、と理解すると分かりやすいでしょう。
サッカーの試合中にミサンガをつけてもいい?
サッカーのお守りとしてミサンガを作った場合、「試合でもつけたい」と思う人もいるでしょう。
しかし、ここには注意が必要です。
サッカーでは選手の安全を守るため、試合中に身につけられるものについてルールが定められています。
そのため、普段ミサンガを身につけている人でも、試合では外さなければならない場合があります。
試合ではアクセサリーの着用に注意が必要
サッカーでは、ネックレスや指輪、ブレスレットなどの装身具を身につけたままプレーすることは安全上の問題があります。
ミサンガについても「柔らかい糸だから大丈夫」と自己判断するのは避けましょう。
実際にJFA掲載の大会要項には、アクセサリー類について規定し、ミサンガをソックス内やテープなどで隠した場合についても認めないとしている大会があります。
したがって、大会に参加するときはその競技会の規定や審判の指示に従うことが大切です。
ミサンガが禁止される理由
ミサンガを含む装身具が試合中に問題になる大きな理由は、安全性です。
サッカーでは選手同士が激しく接触することがあります。
身につけているものが相手選手や自分自身に引っかかれば、思わぬケガにつながる可能性があります。
「お守りだから外したくない」という気持ちがあったとしても、試合では安全を優先する必要があります。
試合で外さなければならない場合でも、ミサンガに込めた願いや仲間からの思いまでなくなるわけではありません。
試合前まで身につけておき、プレーするときだけ安全な場所に保管する方法もあります。
靴下の中やテーピングで隠せば大丈夫?
「足首につけて靴下で隠せばいいのでは?」「テーピングすれば大丈夫なのでは?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、隠したから必ず着用できるとは限りません。
JFA掲載の大会要項の中には、ミサンガについてソックス内やテープなどで隠した場合も不可としている例があります。
大会によって細かな規定が設定されることもあるため、試合でミサンガを身につけたい場合は、事前に大会要項を確認してください。
分からない場合は、監督やコーチ、大会運営者などに確認しておくと安心です。
ミサンガとは?サッカー選手にとっての意味
ミサンガの基本的な意味
ミサンガは、色のついた糸を編んで作るブレスレット状のお守りとして親しまれています。
願いを込めて身につけ、自然に切れたときに願いが叶うという言い伝えがよく知られています。
自分のために作ることもできますが、友人や恋人、家族など大切な人のために手作りできることも魅力です。
サッカーでは、勝利や目標達成を願ったり、仲間との友情を形にしたりするアイテムとして使われることがあります。
サッカー選手にとってのお守りとしての意味
サッカー選手は、大切な試合を前にさまざまなゲン担ぎをすることがあります。
ミサンガも、そのような願掛けのひとつとして身につけられることがあります。
試合に勝ちたいという願いだけではなく、「練習してきた成果を発揮したい」「最後まで諦めずにプレーしたい」といった思いを込めることもできます。
また、家族や友人、チームメイトから贈られたものであれば、その人たちから応援されていることを思い出せるでしょう。
ミサンガがもたらす心理的な効果
ミサンガそのものに、サッカーの能力を向上させたり、ケガを防いだりする科学的な効果があるわけではありません。
しかし、自分にとって大切なお守りを持つことが、気持ちを整えるきっかけになることはあります。
緊張したときに「これだけ練習してきたから大丈夫」と自分を励ましたり、仲間からもらったミサンガを見て応援されていることを思い出したりすることもあるでしょう。
大切なのは、ミサンガに頼って勝とうとすることではなく、自分が積み重ねてきた努力を思い出すためのお守りとして活用することです。
サッカーでミサンガをつける場所と意味
ミサンガは手首につけるイメージがありますが、足首につける人もいます。
どこにつけるかによって願いの意味が違うと紹介されることもありますが、意味についてはさまざまな説があります。
そのため、絶対的な決まりというより、自分の願いや好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
手首につける意味
手首は普段から目に入りやすく、ミサンガを身近に感じられる場所です。
友情や恋愛など、人とのつながりに関する願いを込めて手首につけるという考え方もあります。
サッカーなら、仲間との絆やチームの勝利などを願ってつけるのもよいでしょう。
ただし、サッカーをプレーするときは安全面や競技規則への配慮が必要です。
サッカー選手はなぜ足首にミサンガをつける?
足首にミサンガをつけると、手首より目立ちにくいため、普段からさりげなく身につけられます。
また、サッカーでは足を使うことから、足首に願いを込めたお守りをつけたいと考える人もいるでしょう。
「ケガをせずにプレーしたい」「もっとサッカーが上手になりたい」など、自分なりの願いを込めることもできます。
ただし、足首につければ実際にケガを防げるという意味ではありません。
また、試合中はソックスで隠れるから大丈夫とは限らないので、大会のルールを必ず確認してください。
サッカーにおすすめのミサンガの色と意味
ミサンガ作りの楽しみのひとつが、糸の色選びです。
色ごとに異なる意味があるとされているため、自分が叶えたい願いから色を選ぶ方法があります。
ただし、色の意味にはさまざまな解釈があり、絶対的な決まりではありません。
自分にとって意味のある色や、チームカラーを選ぶのもおすすめです。
赤・青・緑・黄色など色別の意味
一般的には、赤は情熱や勇気、青は冷静さや集中、緑は健康、黄色は希望や明るさなどをイメージする色として使われます。
ほかにも、ピンクを恋愛や優しさ、白を純粋さなどの願いと結びつける場合があります。
サッカーで使うなら、自分がプレーするときに大切にしたい気持ちを色に置き換えてみると選びやすくなります。
勝利やチームの団結を願うなら何色?
サッカーの勝利を願うからといって、必ずこの色でなければならないという決まりはありません。
たとえば、情熱を込めたいなら赤、冷静にプレーしたいなら青といった選び方ができます。
また、チームの団結を表したい場合は、ユニフォームやチームカラーに合わせる方法もあります。
仲間全員で同じ色を使えば、より「チームのお守り」という意味を持たせやすくなります。
複数の色を組み合わせてもいい?
もちろん、複数の色を組み合わせても構いません。
赤と青、黄色と緑など、自分が込めたい願いに合わせて2色や3色を組み合わせれば、オリジナルのミサンガを作れます。
チームカラーが2色以上ある場合は、その配色を再現するのもよいでしょう。
大切なのは一般的な色の意味だけではなく、「なぜこの色を選んだのか」を自分たちで決めることです。
サッカーのお守りにミサンガを手作りする方法
ミサンガは市販品を身につけるだけではなく、自分で作ることもできます。
サッカー部の仲間や応援している人へのプレゼントなら、手作りすることでより気持ちを込められるでしょう。
ミサンガの基本的な作り方
基本的には刺繍糸などを使い、複数の糸を編んで作ります。
最初は少ない本数から始めると作りやすく、慣れてきたら色を増やしたり模様を作ったりできます。
サッカーのお守りとして作るなら、チームカラーや好きな選手をイメージした色などを選ぶのもおすすめです。
初心者でも簡単なねじり編み・平編み
初めてミサンガを作る場合は、比較的シンプルな「ねじり編み」や「平編み」から挑戦するとよいでしょう。
少ない色でも組み合わせを変えるだけで印象が大きく変わります。
チームメイト全員に作る場合には、基本となる配色を揃えながら一人ずつ色を変えるなどのアレンジもできます。
チームメイトや好きな選手へのプレゼントにも
ミサンガは、自分のためだけでなく誰かを応援するプレゼントにも向いています。
大会前にチームメイトへ渡したり、サッカーを頑張っている友達へ贈ったりすれば、言葉だけでは伝えにくい応援の気持ちを形にできます。
手作りなら、一目一目編みながら相手の活躍を願えることも魅力です。
ただし、好きな選手にプレゼントする場合は、クラブや大会などが定めているプレゼントの受付ルールを確認しましょう。
サッカーとミサンガについてよくある疑問
ミサンガが切れたら願いが叶うって本当?
ミサンガには「自然に切れたら願いが叶う」という言い伝えがあります。
ただし、これは科学的な効果を示すものではなく、願掛けとして伝わっているものです。
切れるまでの時間も糸の種類や太さ、つけ方などによって変わります。
願いが叶うことだけにこだわらず、自分の目標を忘れないためのお守りとして楽しむとよいでしょう。
ミサンガは自分で外してもいい?
願掛けでは自然に切れるまで身につけるという楽しみ方がよく知られていますが、安全上必要な場面では無理につけ続ける必要はありません。
特にスポーツでは安全が最優先です。
試合や練習で外すよう指示された場合には、ルールに従って外しましょう。
サッカーの練習中もミサンガを外したほうがいい?
練習中についても、安全性を優先して判断しましょう。
接触プレーを行う練習では、ミサンガが引っかかったりする可能性があります。
チームで装身具に関するルールが決められている場合もあるため、監督やコーチの指示に従ってください。
「試合ではないから大丈夫」と考えず、練習内容に応じて安全を優先することが大切です。
サッカー部の友達にミサンガをプレゼントしてもいい?
ミサンガはサッカーを頑張っている友達へのプレゼントにも向いています。
「試合で勝てますように」「練習の成果を出せますように」といった願いを込めて作れば、特別なお守りになるでしょう。
チームメイト同士なら、チームカラーを使ってお揃いにする方法もあります。
ただし、試合では着用できない場合があるため、「試合中も必ずつけてね」と渡すのではなく、安全やルールに合わせて身につけてもらいましょう。
まとめ|サッカーのミサンガには願いや絆が込められている
サッカーでミサンガをつけるのは、勝利祈願や願掛け、仲間との友情やチームの絆を形にするためなどの理由があります。
日本ではサッカー人気とも結びついて広まり、「サッカーのお守り」というイメージを持つ人も少なくありません。
自分の願いに合った色を選んだり、チームメイトとお揃いで手作りしたりすることで、世界にひとつだけのお守りにできます。
一方で、サッカーの試合では安全上の理由から装身具が制限されます。ミサンガについても大会の規定を確認し、着用できない場合は必ずルールに従いましょう。
ミサンガそのものが試合に勝たせてくれるわけではありません。
それでも、これまで積み重ねてきた努力や応援してくれる人の気持ちを思い出させてくれる一本なら、サッカーを頑張るうえで特別なお守りになるでしょう。

