七五三は、お子さまの健やかな成長を祝う大切な節目。
お子さまの衣装選びや写真撮影、神社でのご祈祷の準備など、やるべきことが多くありますが、意外と悩むのが「母親の服装」です。
普段着では場にそぐわないとわかっていても、具体的にどのような服装が適しているのか迷う方も多いでしょう。
そこで今回は、七五三にふさわしい母親の服装を年代別にご紹介し、妊娠中や授乳中のママ向けのアドバイスも交えて詳しく解説します。
年代別・七五三の母親の服装ガイド
20代の母親向け
七五三は母親にとっても特別な一日。
フォーマルな装いを意識しつつ、20代の若々しさを活かせるスタイルを選ぶと良いでしょう。
定番のネイビーやグレーは落ち着いた印象を与えますが、ベージュやアイボリー、淡いピンクなどの柔らかなカラーを取り入れることで、華やかで上品な雰囲気を演出できます。
スカートスーツはフォーマルな場にふさわしい選択肢ですが、動きやすさを重視するならパンツスーツもおすすめ。
ただし、他のフォーマルな場面でも着回せるよう、スカートとパンツの両方がセットになったものを選ぶと便利です。
また、アクセサリーや小物も重要なポイント。
シンプルなパールのネックレスや、ベージュやライトグレーのパンプスを合わせると、より洗練された印象になります。
バッグは小ぶりのフォーマルバッグを選び、全体のバランスを整えましょう。
ヘアスタイルもフォーマル感を意識し、ハーフアップや低めのシニヨンなど、品のあるまとめ髪がおすすめです。
30代の母親向け
30代のママには、シンプルで洗練されたデザインの服装が似合います。
ネイビーやグレー、ブラックなどの落ち着いたカラーのスーツが定番ですが、ベージュやアイボリーのジャケットを取り入れることで上品な印象をプラスできます。
また、くすみカラーやパステルカラーを取り入れることで、優しい雰囲気を演出することもできます。
セレモニースーツは、入園式や卒園式などのイベントでも活用できるため、汎用性の高いものを選ぶと実用的です。
セットアップで着こなせるものや、単品でも着回しできるアイテムを選ぶと便利でしょう。
例えば、シンプルなワンピースにジャケットを合わせたり、トップスを変えるだけで異なる印象を楽しめるコーディネートを考えるのもおすすめです。
また、ウエストラインが適度にシェイプされたデザインや、Aラインのスカートは上品な印象を与えます。
襟元や袖口にさりげないレースやパール装飾が施されたデザインを選ぶと、より華やかさを演出できます。
さらに、ラメ入りの生地やシフォン素材を取り入れることで、さりげなく女性らしさをプラスすることができます。
バッグやシューズも、シンプルながらも品のあるデザインを選ぶと全体のバランスが整い、よりエレガントな印象を与えます。
40代の母親向け
40代のママには、エレガントさや品格を意識した装いが求められます。
ツイードなどの素材感のある生地や、さりげない柄が入ったジャケットを選ぶと、顔周りが明るくなり華やかさが増します。
落ち着いたカラーのセットアップや、シックなワンピースにジャケットを羽織るスタイルもおすすめです。
スカートの丈は膝下からミディ丈を選ぶと落ち着いた印象になり、大人の女性らしいスタイルを完成させられます。
また、ウエストを程よく絞ったデザインを選ぶと、上品さとスタイルアップ効果が期待できます。
さらに、シルクやレースのアクセントが入ったアイテムを取り入れることで、より洗練された印象を演出できます。
バッグやシューズもシンプルながら上質なものを選ぶと、全体のコーディネートがより引き締まり、洗練されたスタイルに仕上がります。
スカートの丈は膝下からミディ丈を選ぶと落ち着いた印象になり、大人の女性らしいスタイルを完成させられます。
プリーツや適度なフレア感のあるスカートを選ぶことで、上品さと動きやすさを兼ね備えた装いになります。
また、ウエストにタックやギャザーが入ったデザインを選ぶと、自然なシルエットを作りながらスタイルアップ効果も期待できます。
素材に関しては、シフォンやツイードなど、季節に合ったものを選ぶとより洗練された印象になります。
さらに、丈の長さを微調整し、ヒールやフラットシューズと合わせることで、TPOに適したエレガントな着こなしが可能です。
妊娠中・授乳中のママ向け服装アドバイス
妊娠中の服装
妊娠中のママにとって、快適さとフォーマル感の両立が重要です。
妊娠初期から中期は通常のセレモニースーツを着用できる場合もありますが、お腹が大きくなる後期にはゆったりとしたマタニティワンピースが快適です。
特に、授乳期まで考慮すると、前開きデザインや授乳口付きのワンピースを選ぶとより実用的です。
伸縮性のある生地やウエスト調節可能なデザインを選ぶと、お腹への負担を軽減できます。
また、Aラインやプリーツ入りのデザインなら、おしゃれさをキープしつつ体型を美しく見せる効果も期待できます。
シンプルなワンピースにストールやアクセサリーを加えることで、フォーマル感を演出しましょう。
ストールは防寒対策にもなるため、寒い季節の七五三にも便利です。
また、長時間の移動や立ち歩きを考慮し、低めのヒールやクッション性の高い靴を選ぶことも大切です。
足元の冷えを防ぐために、インソールや厚めのタイツを活用すると快適さがアップします。
さらに、マザーズバッグと兼用できる上品なトートバッグを選ぶと、荷物が多い場合にも対応しやすくなります。
授乳中の服装
授乳中のママは、授乳しやすいデザインを意識することが大切です。
授乳口付きのワンピースやスーツを選べば、フォーマルな場でもスムーズに対応できます。
特に、前開きのデザインやボタン付きのトップスは、外出先でも簡単に授乳ができるため便利です。
ジャケットを羽織ることで、授乳服特有のデザインを目立たなくでき、よりフォーマル感を演出できます。
カラーはネイビーやブラックなどの落ち着いた色を選ぶと、シックで上品な印象になります。
また、ストールやカーディガンを活用することで、防寒対策をしながら授乳時の目隠しとしても役立ちます。
動きやすさを考慮し、伸縮性のある素材やシワになりにくい生地を選ぶと、お子さまのお世話がしやすくなります。
さらに、足元は低めのヒールやクッション性のあるパンプスを選ぶと、長時間の移動でも快適に過ごせます。
バッグは、大きめのフォーマルバッグを選ぶことで、授乳ケープやおむつなど必要なアイテムをスマートに収納できます。
七五三で母親の服装を選ぶ際の注意点
控えめな色合いを選ぶ
七五三の主役はお子さま。母親の服装は、お子さまを引き立てる落ち着いた色合いを意識しましょう。
また、シンプルながらも上品さを感じさせるデザインを選ぶことで、フォーマルな場にふさわしい印象を演出できます。
・おすすめの色:ネイビー、グレー、ブラック、ベージュ、アイボリー、淡いピンクやイエローなどの控えめな色合い
・素材選びも重要。シフォンやツイードなど、上質な素材を選ぶことで品の良さが際立ちます。
・過度な装飾や光沢感の強い素材は控えめにし、シンプルなアクセサリーで華やかさをプラスするとバランスが取れます。
・ヘアスタイルもフォーマル感を意識し、まとめ髪やシンプルなアレンジを心掛けましょう。
お子さまの服装とバランスを取る
お子さまが和装の場合、母親も和装を選ぶと統一感が生まれ、写真撮影の際にも美しい仕上がりになります。
訪問着や色無地など、格式に合った装いを選ぶとより上品な印象になります。
ただし、長時間の移動やお子さまのお世話を考慮すると、動きやすさを優先するのも賢明な選択です。
その場合、上品なワンピースやセレモニースーツを選び、羽織やストールなどで和の要素を取り入れることで、バランスの取れたコーディネートが可能になります。
動きやすさを重視
特に3歳や5歳のお子さまは、まだまだ手がかかる年齢。
この時期のお子さまは予想外の動きをすることが多く、母親が動きやすい服装を選ぶことで、お世話がしやすくなるだけでなく、より安心して一緒に過ごせます。
例えば、伸縮性のある素材や、かがんだり抱っこしたりしやすいデザインを選ぶと便利です。
また、ポケット付きの服装ならハンカチやティッシュをすぐに取り出せるため、ちょっとした準備にも役立ちます。
まとめ
七五三の母親の服装は、フォーマルさを意識しつつ、自分に合ったスタイルを選ぶことが大切です。
特に、お子さまが主役となる場面では、華やかさを適度に取り入れながらも、上品で落ち着いた装いを心掛けることが求められます。
年代別のおすすめスタイルを参考にしながら、動きやすさや快適さにも配慮し、妊娠・授乳中のママ向けの工夫も取り入れると、より安心して当日を迎えられます。
家族全員で特別な一日を楽しみ、お子さまと共に素敵な思い出を作りましょう!