仏滅の結婚式は実は狙い目?気になる噂と、賢いカップルが選ぶ意外なメリット

六曜

一生に一度の、大切な結婚式。

カレンダーをめくりながら、最高の一日になるようにと日取りを考える時間は、とてもワクワクしますよね。

しかし、そのカレンダーに「仏滅」の文字を見つけた瞬間、少し不安な気持ちになりませんか?

「仏滅の結婚式なんて、縁起が悪いかな…」
「親や親戚に反対されたらどうしよう?」
「仏滅に式を挙げると離婚しやすい、なんて噂も聞くし…」

一方で、「仏滅は結婚式の費用が安くなる」というお得な話も耳にします。

この記事では、そんな結婚式の日取りに悩むお二人のために、仏滅の本当の意味から、気になる噂の真相、そして賢いカップルだからこそ知っておきたいメリット・デメリットまで、徹底的に解説します。

この記事を読み終える頃には、仏滅に対するモヤモヤが晴れ、お二人にとって最高の選択ができるはずです。

そもそも「仏滅」って、本当に縁起が悪いの?

「仏も滅するほどの大凶日」。

これが、私たちがよく知る仏滅のイメージですよね。

でも、実はこれ、後からつけられた意味合いだということをご存知でしたか?

六曜が中国から伝わった当初、仏滅は「虚亡(きょもう)」や「物滅(ぶつめつ)」と書かれていました。

その意味は「一度すべてが滅び、無になる日」。

なんだか少し怖い響きですが、見方を変えれば「すべてがリセットされ、新しい物事をスタートさせるのに最適な日」と捉えることもできるのです。

つまり、過去を一度リセットして、お二人が全く新しい人生を始める「結婚」という門出には、かえって縁起が良いと考えることもできる、ロマンチックな日なのです。

【噂の真相】仏滅に結婚すると離婚しやすいってホント?

「仏滅に結婚式をすると離婚しやすい」という噂。

これは、結婚を控えるお二人にとって最も気になるポイントかもしれません。

結論から言うと、全くの迷信です。ご安心ください。

そもそも、結婚式の日取りとして圧倒的に人気なのは「大安」です。

そのため、結婚するカップルの母数自体が、大安の日が圧倒的に多くなります。

当然、残念ながら離婚に至るカップルの数も、統計上は大安に挙げた方のほうが多くなるのは自然なことです。

仏滅に挙式するカップルはまだ少数派のため、万が一離婚した際に「やっぱり仏滅だったから…」と悪目立ちしてしまい、そんな噂が広まったと考えられます。

近年、六曜を気にせず自分たちらしい日取りを選ぶカップルが増えていますが、日本の離婚件数は減少傾向にあります。

このことからも、「仏滅だから離婚する」という考えに科学的な根拠はないことがわかります。

知らないと損!あえて「仏滅」を選ぶ賢いメリット

ネガティブなイメージを持たれがちな仏滅ですが、実は他の日にはない、素晴らしいメリットがたくさん隠されています。

メリット①:驚くほどお得に!浮いた予算で新生活をランクアップ

結婚式には何かとお金がかかるもの。

少しでも費用を賢く抑えたい、と考えるのは当然ですよね。

仏滅の最大のメリットは、なんといっても費用の割引です。

人気の「大安」や「友引」は料金が高めに設定されていることが多いですが、仏滅は「仏滅プラン」や「限定割引」が用意されている式場が少なくありません。

会場や日取りによっては、大安の日に比べて数十万円、場合によっては100万円近く費用を抑えられるケースも!

浮いたお金で新婚旅行を豪華にしたり、こだわりの家具を揃えたりと、お二人の新生活をさらに豊かにすることができます。

メリット②:理想の日程が叶う!「二人の記念日」も諦めないで

「付き合った記念日に結婚式を挙げたい」
「プロポーズされた思い出の日に…」

そんなお二人の大切な記念日が、もし仏滅だったら?

大丈夫、諦める必要はありません。

人気の日は1年以上前から予約が埋まってしまうことも珍しくありませんが、仏滅なら比較的予約が取りやすく、お二人の希望のスケジュールを実現しやすいのです。

お日柄にこだわるよりも、お二人にとって意味のある一日を選ぶ。

それも、とても素敵な選択だと言えるでしょう。

事前に知っておきたいデメリットと、心で乗り越える方法

もちろん、メリットばかりではありません。

仏滅を選ぶ際に考えておきたいデメリットと、その乗り越え方をご紹介します。

デメリット①:親や親族からの反対

お二人以上に、日取りを気にするのがご両親や年配の親族の方々です。

若い世代は気にしなくても、親世代にとっては「子どもの晴れ舞台なのだから、縁起の悪い日は避けてほしい」と願うのは自然な親心かもしれません。

【乗り越え方】
頭ごなしに「迷信だから」と否定するのではなく、まずは感謝の気持ちを伝え、お二人の想いを誠実にプレゼンテーションしましょう。

  • ポジティブな意味を伝える:
    「一度リセットして、新しいスタートを切るという意味でこの日を選びました」
  • 具体的なメリットを伝える:
    「この日だと費用がこれだけ抑えられて、その分、新生活を充実させたいんだ」
  • 二人の強い意志を示す:
    「私たちにとって、この日が一番大切な日なんです」

心を込めて伝えれば、きっと理解してくれるはずです。

デメリット②:ゲストへの配慮

ゲストの中にも、お日柄を気にする方がいらっしゃるかもしれません。

【乗り越え方】
結婚式のスピーチやプロフィールブックなどで、「なぜこの日を選んだのか」というストーリーを共有するのがおすすめです。

「お付き合いを始めた記念日なんです」といったエピソードを添えるだけで、ゲストも「なるほど、二人にとって特別な日なんだな」と温かい気持ちで祝福してくれます。

【結婚式日取りカレンダー】仏滅以外の六曜もチェック!

六曜にはそれぞれ意味があります。

お二人にぴったりの日を見つける参考にしてくださいね。

六曜 特徴 おすすめの時間帯
大安
(たいあん)
「大いに安し」。
終日万事OKのキング・オブ・吉日!
いつでもOK!
友引
(ともびき)
「友を幸せに引き込む」。
お祝い事に適した人気の日。
昼(11時~13時)は避けるのがベター。
先勝
(せんしょう)
「先んずれば即ち勝つ」。
午前が吉日。
スタートダッシュの午前中がおすすめ!
先負
(せんぷ)
「先んずれば即ち負ける」。
午後が吉日。
午後からのゆったりスタートに最適。
赤口
(しゃっこう)
仏滅に次いで注意が必要な日。
お祝い事は避ける傾向。
昼(11時~13時)のみ吉。
仏滅
(ぶつめつ)
「物滅」。
一度リセットして、新たに物事を始める日。
終日OK!新たな門出に。

まとめ:大切なのは「お日柄」より「お二人柄」

六曜は、私たちの暮らしに根付いた文化の一つですが、あくまでも古くからの暦の考え方の一つに過ぎません。

結婚式で本当に大切なのは、「どの日を選ぶか」ということ以上に、「お二人がどんな想いでその日を迎え、これからどんな家庭を築いていきたいか」ということではないでしょうか。

周囲への配慮は忘れずに、でも最後は自分たちの気持ちに正直に。

お二人でじっくりと話し合い、心から「この日にして良かった」と思える、最高のスタートを切ってくださいね。

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