その願い、だるまが後押しします。色に秘められたパワーで、夢をグッと引き寄せる方法

縁起・開運アイテム

何かを成し遂げたい、と強く願うとき。

誰にも言えない夢を、そっと後押ししてほしいとき。

そんなあなたの心に寄り添う、頼もしいパートナーが日本には古くから存在します。

その名は「だるま」

コロンとした愛らしい姿とは裏腹に、持ち主の願いを叶えるために力強くサポートしてくれる、まさに「願掛けのプロフェッショナル」です。

でも、いざ選ぼうとすると
「何色が一番いいの?」
「どうしてお顔に目がないの?」
と疑問がいっぱいですよね。

この記事では、そんなだるまの秘密を紐解き、あなたの夢にぴったりの「マイだるま」を見つける旅にご案内します。

さあ、あなただけの最強のパートナーを見つけに行きましょう!

そもそも「だるま」って何者?不屈の精神のシンボル

だるまの、あのどっしりとして倒れない姿。

そこには、約1500年前に実在した一人の僧侶の、壮絶な物語が込められています。

◆モデルは“七転び八起き”の達磨大師

だるまのモデルは、中国禅宗の開祖とされる「達磨大師(だるまたいし)」。

彼は悟りを開くため、なんと9年間も壁に向かって座禅を続けたと言われています。

そのあまりに長い修行の末、手足が腐ってしまったという伝説が残っているほど。

この「どんな困難にも屈しない不屈の精神」こそが、だるまの原点。

何度倒してもすぐに起き上がる「七転び八起き」の姿は、達磨大師の魂そのものを表しているのです。

私たちがだるまに願いを託すのは、この「決して諦めない力」にあやかろうとしているからなのかもしれません。

◆江戸っ子が育てた「縁起物」

日本でだるまが縁起物として親しまれるようになったのは、江戸時代のこと。

特に商売が盛んだった東京の下町で、「商売繁盛」や「家内安全」を願うお守りとして人気が爆発しました。

そして、だるまの最大の特徴である「目がない」理由。

これは、「願いをかける時にまず片目を入れ、願いが叶ったらもう片方の目を入れる」という、持ち主との約束の証。

だるまは、神頼みだけでなく、持ち主自身の努力と決意を見守ってくれる存在なのです。

あなたの願いは何色?カラー別・だるまのパワー一覧

だるまは色によって得意な分野が違います。

さあ、あなたの願いにぴったりの色はどれでしょう?

【赤】魔除け・家内安全「家族を守る情熱の赤」

最もポピュラーな赤いだるま。

赤は古くから魔除けの色とされ、病気や災難など、あらゆる厄から持ち主を守ってくれると言われています。

「家族が一年、健康で安全に過ごせますように」という願いには、この赤いだるまが最適。

家の玄関やリビングなど、みんなが集まる場所に飾って、家族の平和を見守ってもらいましょう。

【黒】商売繁盛・事業安定「ビジネスを黒字に導く力」

黒字経営を目指すなら、黒いだるま一択!

黒はどっしりと揺るがない安定の色であり、商いや事業の土台を固めてくれるパワーがあります。

また、厄介なトラブルや悪い気を吸収し、商売の障害を取り払ってくれるとも言われています。

「新しいビジネスを成功させたい」
「お店をもっと繁盛させたい」
と願う経営者や事業主の、頼れる右腕となってくれるでしょう。

【白】目標達成・合格祈願「まっさらな気持ちで夢を掴む」

純粋さや神聖さを象徴する白は、新たな始まりにぴったりの色。

「志望校に合格したい」
「資格試験を突破したい」
といった、明確な目標を持つあなたを強力にサポートします。

まっさらな気持ちで目標に向き合い、見事達成した暁には、感謝を込めて瞳を描き入れてあげてください。

【黄・金】金運上昇・幸運「豊かさを引き寄せる太陽の色」

見ているだけで心が明るくなる黄色や金色は、太陽や実りの象徴。

金運アップを願うなら、この色がおすすめです。

お金に関することだけでなく、「毎日を明るくハッピーに過ごしたい」という願いにも効果的。

ポジティブなエネルギーを引き寄せ、あなたの人生を豊かに彩ってくれるはずです。

【桃】恋愛成就・結婚運UP「恋のキューピッド」

愛や優しさを象徴するピンクは、恋愛の願いを叶える専門家。

「素敵な人と出会いたい」
「今のパートナーとの絆を深めたい」

そんなあなたの恋心を、優しく後押ししてくれます。

二人の幸せな未来をイメージしながら、そっと部屋に飾ってみてはいかがでしょう。

【緑】健康祈願・心身回復「癒やしと再生のグリーン」

木や森の色である緑は、生命力や癒やしの象徴。

「病気や怪我から回復したい」
「心も体もリフレッシュしたい」
という願いに寄り添ってくれます。

鮮やかな緑は活力を、落ち着いた緑はリラックス効果をもたらすと言われています。

自分や大切な人の健やかな毎日を願うなら、この緑のだるまが力を貸してくれるでしょう。

だるまと交わす「魂の約束」 正しい目入れと飾り方

「マイだるま」を手に入れたら、いよいよあなたの願いを吹き込む儀式です。

正しい作法で、だるまのパワーを最大限に引き出しましょう。

【目入れの作法】

  1. 願い事を決める:
    まず、だるまに託す願いを一つ、具体的に決めます。
  2. 左目に魂を込める:
    だるまに向かって左側(向かって右)の目に、願いを込めながら筆で黒目を描きます。

    これは「開眼(かいげん)」と呼ばれ、だるまに魂が宿り、目標を見据えることを意味します。

  3. 願いが叶ったら…:
    見事、願いが成就した日。

    感謝の気持ちを込めて、残った右側(向かって左)の目に黒目を描いてあげましょう。

    これで両目が開かれ、だるまは満願成就の姿となります。

【パワーを引き出す飾り方のポイント】

  • 少し見上げるくらいの高い場所へ:
    神棚や本棚の上など、自分の目線より高い場所に飾りましょう。

    私たちを見守り、尊敬の念を示すという意味があります。

  • 家の中心や、願い事に関わる場所へ:
    家族の幸せを願うならリビングに。
    合格祈願なら勉強机に。

    願い事と関連する場所に置くことで、パワーがより集中します。

  • 一年を目安に:
    願いが叶っても叶わなくても、だるまは一年を目安に感謝の気持ちを込めてお寺や神社で供養してもらい、新しいだるまとバトンタッチするのが一般的です。

大切な人へ「幸運」を贈る。シーン別だるまの選び方

だるまは、自分のためだけでなく、大切な人の幸せを願う最高の贈り物にもなります。

  • 受験生へ:
    「合格」という目標に向かう彼らには、白色のだるまを。

    「君ならできる!」という応援メッセージと共に贈りましょう。

  • 開店・開業祝いに:
    新たな挑戦を始める方へ。

    「商売繁盛」を願う黒色のだるまは最高の激励になります。

    お店のロゴなどを入れると、さらに特別な贈り物に。

  • 結婚祝いに:
    新しい門出を迎える二人には、赤色(家内安全)桃色(夫婦円満)のだるまがぴったり。

    二人の末永い幸せを願って。

  • お見舞いや退院祝いに:
    療養中の方には「回復」を願う緑色のだるまを。

    退院された方には「新たなスタート」を祝う白色のだるまも喜ばれます。

まとめ:だるまは、あなたの夢に寄り添う最高のパートナー

色とりどりのだるまには、私たちの様々な願いを受け止め、力強く応援してくれるパワーが秘められていました。

だるまは、ただの飾り物ではありません。

あなたの夢や目標を常にそばで見守り、くじけそうな時には「まだまだ!」と、その存在で励ましてくれる心強い相棒です。

願いを込めて左目を入れ、だるまと一緒に夢に向かって一歩を踏み出す。

そして、見事願いが叶った日、感謝を込めて右目を入れる。

その一連の体験が、きっとあなたの人生をより豊かに彩ってくれるはずです。

さあ、次はあなたの番。

あなたの願いにぴったりのだるまを見つけて、夢を叶える冒険へと出発しましょう!

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