念願のマイホーム、新しい車、自分へのご褒美に買うブランド品…。
人生の節目となるような大きな買い物をする時、「せっかくなら縁起の良い日に!」と考えたことはありませんか?
私の友人は先日、憧れだった新車を購入しました。
しかし納車されたその日、カレンダーを見るとポツリと「仏滅」の文字が。
彼は「気にしないさ」と笑っていましたが、その帰り道、駐車場でうっかりホイールをこすってしまったのです。
「やっぱり仏滅だったからかな…」と嘆く彼の顔を見て、単なる偶然と片付けられない「何か」があるのかもしれない、と感じました。
このように、大きな決断をするとき、私たちは昔から伝わる「お日柄」を気にします。
カレンダーをめくって「大安」の日を探すのは、もはや日本の文化の一部ですよね。
でも、もし買いたいと思った日が「赤口(しゃっこう)」だったら…?
「なんだか赤くて怖い漢字だし、縁起が悪いのかな?」と、不安になってしまうかもしれません。
この記事では、そんなあなたのモヤモヤを解消する、開運ショッピングの完全ガイドをお届けします!
- 赤口の日に買い物って、本当にダメなの?その由来は?
- どうしてもその日に買いたい!何か良い方法はない?
- どうせなら運気が最高潮の日に買い物がしたい!
この記事を読めば、あなたも「開運ショッピング」の達人になれるはず。
大切な買い物を最高の思い出にするための、古くからの知恵を覗いていきましょう。
◆ 赤口の買い物はNG?その正体と、たった2時間の「ゴールデンタイム」
結論から言うと、赤口は「凶日」、つまり縁起があまり良くないとされる日です。
これは「六曜(ろくよう)」という、カレンダーでおなじみの吉凶占いのひとつ。
では、なぜ赤口は凶日なのでしょうか。
その由来は、陰陽道の「赤舌日(しゃくぜつにち)」という凶日にあります。
この日に宿る「赤舌神」という鬼神は、人々を悩ませ、その門を守る鬼はとても乱暴だとされていました。
また「赤」という字が血や火事を連想させるため、火の元や刃物、つまり「死」に繋がる災いに注意すべき日とされ、「何事も上手くいかない凶日」として定着したのです。
特に、新しい物事を始めるお祝い事(入籍や結婚式、開店など)は避けるべきとされています。
「じゃあ、やっぱり買い物は絶対に避けるべきなんだ…」とがっかりするのはまだ早い!
どんな恐ろしい鬼にも、休憩時間は必要です。
実は赤口には、1日の中で唯一、鬼が休むとされる「ゴールデンタイム」が存在するのです。
それは、午前11時頃から午後1時頃までの約2時間!
この時間帯は、十二支でいう「午の刻(うまのこく)」にあたります。
古くから、この時間だけは鬼の力が弱まり、吉に転じると言われているのです。
ですから、もし契約や支払いを赤口の日に行う必要がある場合でも、このお昼の時間を狙えば大丈夫。
安心して大切な買い物を進めることができます。
◆ どうせなら狙いたい!買い物運を爆上げする「最強の吉日」ベスト5
赤口の攻略法がわかったところで、今度は「最高の吉日」についても深く知っておきましょう。
どうせなら、運を最大限に味方につけて、買ったものがもっと価値あるものになるような日に買い物をしたいですよね。
ここでは、特に買い物におすすめのラッキーデーを、具体的な開運アクションとともに5つご紹介します!
🥇【王道の吉日】大安(たいあん)
もはや説明不要のキング・オブ・吉日!「大いに安し」という意味で、何をするにも良いとされるパーフェクトな日です。
一日中ずっと吉なので、時間を気にせず買い物や契約ができるのが最大の魅力。
迷ったら大安を選べば間違いありません。
<開運アクション>
高価な買い物はもちろん、普段は迷ってしまうような少し高価な家電や、新しい趣味の道具を揃えるなど、大小問わず「新しいこと」を始めるのにも最適です。
🌱【お金が育つ日】一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
「一粒のモミが、やがて万倍にも実る豊かな稲穂になる」という意味を持つ、非常に縁起の良い日。
この日に始めたことは、やがて大きな成果につながると言われています。
<開運アクション>
お財布の新調や新しい銀行口座の開設、宝くじの購入といった直接的な金運アクションに最適。
また、自分への投資として、スキルアップのための教材購入やセミナーへの申し込みをするのも、将来万倍のリターンが期待できるでしょう。
✨【年に数回の最強デー】天赦日(てんしゃにち)
「天がすべての罪を赦(ゆる)す日」とされ、暦の上でこれ以上ないほどの最上の吉日です。
年に5~6回しか訪れない、まさにスペシャルデー!
<開運アクション>
今まで躊躇していたことに挑戦する絶好のチャンス。
起業や大きな投資の契約、プロポーズなど、人生を左右するような一大決心をこの日に行うことで、天が味方してくれると言われています。
🐅【使ったお金が戻る日】寅の日(とらのひ)
黄金色の毛皮を持つ虎は、古くから金運の象徴。
「虎は千里を行って千里を還る」ということわざから、「この日に使ったお金は、すぐに戻ってくる」という金運に特化した吉日です。
<開運アクション>
高価な買い物はもちろん、「無事に帰ってくる」という意味合いから旅行の申し込みにも吉とされています。
出ていくお金が大きくても、すぐに戻ってくると信じて、思い切った決断ができる日です。
🐍【金運の神様が微笑む日】巳の日(みのひ)
巳(へび)は、七福神の一柱で、金運や財運を司る弁財天様のお使いとされています。
巳の日に買い物をしたり、お金にまつわるお願い事をしたりすると、弁財天様が願いを届けてくれると言われています。
<開運アクション>
弁財天は金運だけでなく、芸術や芸能の神様でもあります。
楽器や画材の購入、展覧会やコンサートのチケット購入など、あなたの感性を豊かにしてくれる買い物にもご利益があると言われています。
💡究極の開運術:吉日のコンボを狙え!
カレンダーをよく見ると、「大安」と「一粒万倍日」が重なる日や、そこに「天赦日」まで加わる「トリプル開運日」が存在します。これは年に1〜2回しかない、まさに究極のラッキーデー。
大きな計画がある方は、数ヶ月前からカレンダーをチェックして、この最強コンボの日を狙ってみてはいかがでしょうか?
◆ 要注意!うっかり選ぶと後悔するかもしれない「買い物NGデー」
最高の吉日があれば、もちろん避けるべき凶日もあります。
「知らずに買って後から後悔…」なんてことにならないよう、特に注意したい日をチェックしておきましょう。
- 仏滅(ぶつめつ)
「仏も滅するほどの大凶日」と言われる六曜の最大凶日。かつては「物滅」と書かれ、「物が一旦滅び、新たに物事が始まる」という解釈から、悪縁を断ち切りたい時や、古いものを手放すには良いという説もありますが、やはり新しい物を購入するには不向きです。
- 不成就日(ふじょうじゅび)
その名の通り「何事も成就しない、実らない」とされる日。恐ろしいのは、大安などの吉日と重なると、その幸運パワーを打ち消してしまうと言われている点です。
せっかくの大安が無駄にならないよう、不成就日と重なっていないかもしっかり確認しましょう。
- 三隣亡(さんりんぼう)
特に建築や不動産関係で大凶とされる日です。「この日に家を建てると、その家から三軒隣まで滅ぼす」という恐ろしい伝承があります。
現在でも不動産業界では契約や地鎮祭を避ける風習が根強く残っており、大きな買い物の中でも特に「家」に関わることは避けるのが無難です。
◆ 結論:縁起を味方につけて、最高の買い物をしよう
ここまで様々な吉日・凶日をご紹介しましたが、「結局、 superstitious(迷信)でしょ?」と思う方もいるでしょう。
その通り、六曜などの暦注(れきちゅう)に科学的根拠はありません。
ですから、毎日の食料品の買い物でいちいち気にする必要は全くありません。
しかし、考えてみてください。
情報が溢れ、選択肢が無限にある現代。
私たちは常に「どれが正しいのか」「どっちがお得か」と迷いながら生きています。
そんな中で、人生に一度かもしれない家の購入や、何年も憧れていた車の契約といった大きな決断を下すのは、とても勇気がいることです。
そんな時、古くから伝わる「縁起」という知恵は、あなたの決断をそっと後押しし、未来への安心感を与えてくれる「心の羅針盤」のようなものではないでしょうか。
また、不動産の契約など、自分だけでなく相手がいる場合は、相手が縁起を重んじる方かもしれません。
お互いが気持ちよく契約を進めるための「心遣い」として、日柄を意識することは、円滑な人間関係を築く上でも大切なことです。
最終的に決断するのは、あなた自身です。
でも、どうせなら最高の運気の波に乗り、心から「この日に買ってよかった!」と思える買い物をしませんか?
そのポジティブな気持ちこそが、きっと一番の幸運を引き寄せてくれるはずです。