「金運アップの吉日」として知られる寅の日。
この日に、あらゆる物事がうまくいくとされる大安が重なると、どんな運気の流れになるのでしょうか?
この記事では、寅の日と大安が同じ日に訪れることで得られる恩恵や、それ以外の注目すべき吉日、さらには凶日と重なったときの考え方まで、詳しく掘り下げて解説していきます。
運を味方につけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
寅の日とは?──金運の象徴とされるその理由
暦の中でも特に「金運」に関係が深いとされるのが寅の日です。
この日は、金色の毛皮を持つ虎のイメージから、財運や金運に強く結びついています。
また、虎は七福神の一柱であり、財宝と戦いの神として知られる毘沙門天の遣いとされていることから、仏教や神道の思想とも結びついて縁起の良い日とされてきました。
さらに中国古典に登場する「虎は千里を行って千里を帰る」という言葉には、「遠くに行っても必ず無事に帰ってくる」という意味があり、旅行や移動、出張などにも吉とされています。
この「戻る」という象徴性が、金銭の流れにも応用され、「出ていったお金が戻ってくる」という金運に直結する解釈が広まっているのです。
大安と重なることでどう変わる?
「大安」は、六曜の中でも最も吉とされる日で、基本的にあらゆる行動に適しています。
結婚式・引越し・開業・契約など、人生の重要な節目に選ばれる日として広く知られています。
この大安が寅の日と重なると、金運だけでなく全体運が底上げされると考えられています。
例えば、
– 財布を新しくする → 金運アップ + 安定運も強化
– 宝くじを買う → 金銭面の運勢だけでなく、良い結果につながりやすいとされる
– 旅行に出かける → 無事に帰れる寅の日の意味 + トラブル回避の大安の効力
といったように、重なった日の行動にはさらなる後押しが期待されるのです。
寅の日と大安が重なるタイミングはどのくらいある?
寅の日は12日に1度、大安は6日に1度訪れますが、カレンダー上でこの2つがぴったり重なる日は、それほど多くはありません。
おおよそ年に5~6回前後とされており、非常に貴重な開運日です。
そのため、これらが重なる日を事前に把握し、重要な予定やお金に関わる行動を計画的に行うことで、より効果的に運気を取り入れることができます。
一緒にチェックしておきたいその他の吉日
寅の日と大安が重なる日だけでなく、他にも運気の高まる吉日が存在します。
特に注目されているのは以下の2つです。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
「一粒の種が万倍に実る」という意味を持つ吉日で、特に“何かを始める”のに適しているとされます。
開業や投資、口座開設など、新しいチャレンジとの相性が抜群です。
また、財布の新調や宝くじの購入、契約ごとにも向いており、寅の日と重なると金運の上昇がさらに期待できます。
天赦日(てんしゃび)
天赦日は「天がすべての罪を赦す」とされる最上級の吉日。
日本の暦の中で、最も運勢が良い日とされる日で、年に5~6回程度しか訪れません。
新たな挑戦を始めるのに最適であり、寅の日と重なればその効果は倍増すると考えられています。
凶日と重なったら?吉日と相殺されるのか問題
縁起の良い日を気にする人がいる一方で、「凶日」と呼ばれる避けたい日も暦には多数あります。
では、吉日と凶日が重なった場合、どう捉えるべきでしょうか?
考え方は人によって異なり、主に次の3パターンに分かれます:
1. 凶日を無視し、吉日の力を信じる
– 前向きな考え方で、運気を信じて行動する人に向いています。
2. 吉日と凶日をそれぞれ評価し、どちらが強いかで判断する
– 専門的な知識が必要で、少々複雑な方法です。
3. 吉と凶がぶつかって“普通の日”として扱う
– バランス思考の人に見られるスタンス。過度な期待も警戒もしない現実的な見方です。
いずれにしても、自分の価値観に合った考え方で吉凶を取り入れることが大切です。
寅の日+大安の日にやると良いとされること
この最強コンビが揃った日には、以下のような行動が特におすすめです:
– 財布の購入・使い始め
– 宝くじの購入
– 開業、ビジネスのスタート
– 旅行や引越しの出発
– 高額な買い物(車、家、家電など)
お金に関わる行動は全般的に◎。
また、未来への投資となる学びの開始や契約事にも良い影響をもたらすとされます。
NGとされること:結婚・葬儀には注意?
寅の日には「戻る」象徴があるため、結婚には不向きとされがちです。
「せっかく結婚してもすぐ元に戻る(=離婚)」というイメージから、結婚式の日取りとして避けられる傾向にあります。
同様に葬儀も「死者が戻ってくる」とされ、好ましくないと考えられることがあります。
まとめ
寅の日と大安という2つの吉日が重なるタイミングは、数ある暦の中でも屈指の開運日です。
金運をはじめ、あらゆる運気を高める好機といえるでしょう。
その一方で、凶日との兼ね合いや意味の解釈により、行動の選択肢も変わってきます。
自分自身の価値観や目的に合わせて、吉日を上手に活用することが開運への近道です。
また、年に数回しかない貴重な「寅の日+大安」のタイミングだけでなく、一粒万倍日や天赦日との組み合わせも意識することで、さらに運の流れを味方にできるかもしれません。