【気になる!】赤口の日に契約って大丈夫?縁起を担ぐべき?プロが教える判断ポイント

六曜

「この日に契約したいけど、カレンダーを見たら『赤口(しゃっこう・せきぐち)』…これって縁起が悪いの?」

車や家、土地の購入、会社の設立など、人生の大きな節目となる契約。
せっかくなら縁起の良い日を選びたい、そう思うのは自然なことですよね。

でも、六曜(ろくよう・りくよう ※暦の吉凶を見る指標の一つ)で「凶日」とされる赤口の日に、大切な契約を結んでも本当に大丈夫なのでしょうか?

この記事では、そんなあなたの疑問や不安をスッキリ解消!
赤口と様々な契約の関係性から、契約にベストな日の選び方まで、分かりやすく解説します。

そもそも「赤口」ってどんな日?

赤口は、六曜の中で「万事に凶」とされる日。
特に、お祝い事には向かないとされています。
陰陽道における「赤舌日(しゃくぜつにち)」という凶日と関連があるとも言われ、「赤」という字から血や火事を連想させるため、刃物や火の元には特に注意が必要な日とされています。

ただし、午前11時頃から午後1時頃までの「午の刻(うまのこく)」だけは吉とされているのが特徴です。
まるで、一日中「赤信号」だけど、お昼休みだけ「青信号」になるようなイメージですね。

【種類別】赤口と契約の気になる関係

では、具体的にどんな契約で赤口が気にされるのでしょうか?
見ていきましょう。

🚗 車の契約:契約日より「納車日」を重視!

車の場合、縁起を気にする人が多いのは、実は契約日よりも納車日なんです。

  • 赤口: 「赤」が血や事故を連想させるため。
  • 友引: 「友を引く」が「友を轢く」を連想させるため。
  • 仏滅: 六曜の中で最も縁起が悪いとされるため。

これらの日は、納車には避けたいと考える人が多いようです。

とはいえ、車を買うには、車種選びから見積もり、契約、支払い、そして納車まで、たくさんのステップがありますよね。
すべてを吉日に行うのは難しいのが現実。
そのため、契約日に関しては、赤口をそこまで気にしないという人が増えています。

🏡 不動産・土地の契約:気にする人もいるけれど…?

家や土地など、金額の大きな買い物では、やはり縁起を気にする方が一定数いらっしゃいます。
赤口はもちろん、建築関係で特に嫌われる「三隣亡(さんりんぼう)」や、何事も成就しないとされる「不成就日(ふじょうじゅび)」などを避けたいと考える方も。

しかし、不動産取引の現場では、六曜よりもお互いのスケジュール調整が優先されるケースがほとんど。
特に、銀行の融資手続きなどで平日に動く必要があり、土日休みの人にとっては日程調整が難しいという事情もあります。

「縁起を気にしすぎて、せっかくのチャンスを逃してしまった…」なんてことにならないよう、気にしすぎない柔軟さも大切と言えるでしょう。
可能であれば避ける、くらいのスタンスが良いかもしれません。

🏢 賃貸の契約:引越し日とセットで考える?

アパートやマンションを借りる場合、契約日と引越し日のどちらかの日柄を気にする方が多いようです。

赤口はやはり縁起が良い日とは言えませんが、賃貸の場合、赤口以上に避けたいのが「三隣亡」
「この日に引っ越すと、火事で隣三軒まで滅ぼす」なんていう怖い言い伝えがあり、特に引越し業界では大凶日とされています。

そのため、「赤口の引越しや契約は避けたいけど、三隣亡よりはマシかな…」と考える人もいるようです。

📈 会社の設立・開業:人生の門出!縁起を担ぎたい!

会社の設立やお店の開業は、まさに人生の一大イベント!
「最高のスタートを切りたい!」と、縁起を重視する方がグッと増えます。

そのため、凶日である赤口は避けられる傾向にあります。
大安吉日はもちろん、「一粒の籾(もみ)が万倍にも実る」という意味を持つ一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)や、年に数日しかない最強の開運日天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)など、縁起の良い日を選ぶ経営者の方が多いようです。

💰 口座の開設:金運アップの吉日を選びたい!

銀行口座の開設は、お金に関わること。
せっかくなら金運アップにつながる日を選びたいですよね。

赤口には特に金運アップのいわれはないため、あまり選ばれません。
金運上昇を願う方は、「虎は千里行って千里帰る」ことからお金が出て行っても戻ってくるとされる寅の日(とらのひ)や、弁財天様(金運・財運の神様)と縁のある巳の日(みのひ)、特に縁起が良いとされる己巳の日(つちのとみのひ)などを選ぶことが多いようです。

結局、契約日はどうやって決めたらいいの?

ここまで見てきて、「じゃあ、どうやって契約日を決めればいいの?」と思いますよね。
ポイントは、「相手がいる契約か、自分主体で決められるか」です。

  • 相手がいる契約(不動産売買、賃貸契約など): お互いの都合が最優先!
    六曜を気にしすぎるあまり、相手に迷惑をかけたり、スムーズな進行を妨げたりしては本末転倒です。
    まずはスケジュール調整を第一に考え、日柄は参考程度にするのがおすすめです。

  • 自分主体で決められる契約(会社設立、口座開設など): 自分のタイミングで決められるなら、縁起を担いで吉日を選ぶのも良いでしょう!
    どうせなら、気持ちよくスタートを切りたいですよね。

契約におすすめ!縁起の良い日って?

最後に、契約事におすすめとされる主な吉日をご紹介します。

  • 大安(たいあん):
    「万事によし」とされる、六曜の中で最も有名な吉日。
    一日中何をするにも良い日とされています。
  • 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび):
    新しいことを始めるのに最適な日。
    この日に始めたことは、やがて大きな成果につながると言われます。
    ただし、借金などマイナスなことは避けるべき日でもあります。
  • 天赦日(てんしゃにち・てんしゃび):
    「天が万物の罪を赦(ゆる)す日」とされる、年に数回しかない最上の大吉日!何をやってもうまくいくと言われています。
  • 寅の日(とらのひ):
    金運・勝負運アップの日!
    お金を使っても戻ってくるとされ、財布の新調や大きな買い物にも吉。
  • 巳の日(みのひ)/ 己巳の日(つちのとみのひ):
    芸術や財運を司る弁財天様と縁のある日。
    金運アップ、芸事の上達などを願うのにおすすめ。
    特に己巳の日はさらに縁起が良いとされます。

これらの吉日が重なる日は、さらに運気がアップすると言われています!

まとめ:赤口の契約は「状況次第」で柔軟に考えよう!

赤口は一般的に契約にはあまり向かない日とされていますが、絶対にダメというわけではありません。

  • 相手がいる契約では、お互いの都合を優先するのがマナー。
  • 自分主体で決められることなら、縁起を担いで吉日を選ぶのも◎。
  • どうしても赤口の日しか都合がつかない場合は、吉とされる時間帯(午前11時~午後1時頃)を狙うのも一つの手です。

一番大切なのは、状況に合わせて柔軟に判断すること
そして、どんな日であっても、契約内容をしっかり確認し、納得した上で進めることです。

この記事が、あなたの契約に関する不安を少しでも軽くできれば幸いです!

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