七五三の日取りを決めようとカレンダーを見たとき、予定していた日が「赤口」だと分かり、不安になる方もいるのではないでしょうか。
「赤口は縁起が悪いと聞くけれど、七五三をしても大丈夫?」
「時間をずらしたほうがいい?」
「神社でご祈祷してもらえる?」
「祖父母に反対されたらどうしよう?」
七五三は、子どもの健やかな成長を祝い、これからの幸せを願う大切な節目の行事です。だからこそ、できるだけ納得できる日を選びたいですよね。
結論からお伝えすると、赤口だからといって七五三ができないわけではありません。
赤口は六曜の一つであり、神社の祭祀そのものを定めるルールではありません。六曜を気にする場合には、赤口の中でも吉とされる午前11時頃〜午後1時頃にお参りするという考え方もあります。
ただし、六曜以上に大切なのは、子どもの体調や家族の予定、神社・写真館の予約などを含め、無理なくお祝いできることです。
この記事では、七五三が赤口でも大丈夫なのかをはじめ、赤口の意味、参拝する時間帯、写真撮影の考え方、赤口を避けたい場合の対処法まで詳しく解説します。
七五三は赤口でも大丈夫?【結論:基本的に問題なし】
七五三の日が赤口になってしまったからといって、予定を必ず変更しなければならないわけではありません。
六曜を大切にする家庭であれば日取りを判断する材料の一つになりますが、「赤口だから七五三をしてはいけない」という決まりがあるわけではないからです。
赤口でも七五三をして問題ない理由
赤口は「六曜(ろくよう)」と呼ばれる暦注の一つです。
六曜には、大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の6種類があり、日や時間帯の吉凶を判断する目安として広く知られています。
一方、七五三は子どもの成長に感謝し、今後の健やかな成長を願う行事です。
赤口であることだけを理由に七五三そのものを諦める必要はありません。
「六曜は気になるけれど、この日が家族にとって一番都合がいい」という場合には、赤口の意味を理解したうえで予定通りお祝いするという選択肢もあります。
神社では赤口でも七五三のご祈祷を受けられる?
赤口だからという理由だけで、神社で七五三の参拝ができなくなるわけではありません。
ただし、ご祈祷の受付方法や時間、予約の必要性などは神社によって異なります。
特に七五三シーズンは混雑することもあるため、参拝予定の神社の公式サイトなどで、ご祈祷の受付時間や予約方法を事前に確認しておくと安心です。
六曜について気になることがある場合も、実際に参拝する神社へ直接確認すれば、不安を解消しやすくなります。
六曜より子どもの体調や家族の予定を優先してOK
七五三の日取りを決めるときは、六曜だけにこだわりすぎないことも大切です。
七五三では、着付け、移動、写真撮影、神社への参拝、食事など、一日の中で多くの予定をこなす場合があります。
特に小さな子どもにとって、慣れない着物を着て長時間過ごすことは負担になりやすいものです。
赤口を避けるために無理なスケジュールを組むよりも、子どもが元気に過ごせて、家族も余裕を持ってお祝いできる日を選ぶことを大切にしましょう。
赤口とは?なぜ縁起が悪いと言われるの?
「赤口」という名前だけを見ると、なんとなく怖い印象を受けるかもしれません。
ここでは、そもそも赤口とは何なのかを確認しておきましょう。
六曜における赤口の意味
赤口は、大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅からなる六曜の一つです。
一般的には凶の日として扱われますが、一日中すべての時間帯が凶とされているわけではありません。
赤口では、午前11時頃から午後1時頃までが吉とされ、それ以外の時間帯は凶とする考え方が知られています。
そのため、六曜を気にしながら赤口に七五三をする場合は、この時間帯を目安にする方法があります。
赤口が「凶日」とされる由来
赤口には諸説ありますが、「赤舌神(しゃくぜつしん)」という鬼神に由来するという説などがあります。
また「赤」という文字から火や血を連想し、火事や刃物などに注意する日ともいわれてきました。
ただし、こうした考え方は暦の吉凶に関するものであり、七五三そのものを禁止するものではありません。
赤口は宗教上の決まりではない
七五三で神社へ参拝するため、「赤口の日に神社へ行ってはいけないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、六曜と神社の祭祀を同じものとして考える必要はありません。
そのため、六曜を気にするかどうかは、家庭の価値観によって判断して構いません。
縁起を大切にするなら参考にし、気にしないのであれば子どもの体調や家族の予定を優先するという考え方ができます。
赤口に七五三をするなら何時がいい?
赤口でも七五三ができると分かっても、「せっかくなら縁起が良いとされる時間に行きたい」と考える方もいるでしょう。
六曜を気にする場合は、時間帯を工夫する方法があります。
赤口で吉とされる時間帯は11時〜13時頃
赤口では一般的に、午前11時頃〜午後1時頃が吉とされています。
そのため、赤口の日に七五三を予定していて縁起が気になる場合は、この時間帯に合わせて神社へ参拝する方法があります。
例えば、午前中に着付けや写真撮影を済ませ、11時頃から神社へ移動して参拝する、といったスケジュールです。
ただし、ご祈祷を受ける場合は受付や待ち時間もあります。11時ちょうどに神社へ到着すればよいとは限らないので、余裕を持った予定を組みましょう。
11時〜13時を過ぎたら七五三をしてはいけない?
11時〜13時頃を過ぎたからといって、七五三ができなくなるわけではありません。
この時間帯は、あくまでも六曜で吉とされている時間の目安です。
「子どもの機嫌が悪くて出発が遅れた」
「ご祈祷の待ち時間が長かった」
「着付けに予定以上の時間がかかった」
七五三では、このような予定変更も十分に考えられます。
時間を守ることに必死になって家族全員が焦ってしまうより、子どもの様子を見ながら余裕を持って行動することを優先しましょう。
写真撮影も11時〜13時にする必要はある?
写真撮影まで11時〜13時頃に合わせなければならない、と考える必要はありません。
縁起を気にするのであれば、神社への参拝やご祈祷を吉とされる時間帯に合わせ、写真撮影はその前後に行う方法があります。
例えば、
午前中に写真撮影
↓
11時〜13時頃に神社へ参拝
↓
参拝後に家族で食事
という流れなら、無理のないスケジュールを組みやすくなります。
撮影・参拝・食事のすべてを短い時間内に詰め込む必要はありません。
赤口の日に七五三をするメリット・注意点
赤口に七五三をする場合は、縁起だけでなく、当日の過ごしやすさも考えておきましょう。
大安などに比べて混雑を避けられる可能性がある
六曜を重視して日取りを選ぶ人の中には、大安などを希望する人もいます。
そのため、神社や地域、曜日などの条件によっては、赤口の日が人気の日柄より混雑しにくい可能性があります。
ただし、赤口なら必ず空いているとは限りません。
11月の土日祝や有名な神社などでは、六曜に関係なく混雑することがあります。
混雑が気になる場合は、神社へ確認したり、予約状況を確認したりしておくと安心です。
神社・写真館・着付けの予約時間を確認する
七五三では、神社だけでなく写真館、美容室、着付けなど複数の予約が必要になる場合があります。
赤口の11時〜13時頃に参拝したい場合は、そこから逆算して予約時間を決めましょう。
着付けや撮影が予定より長引くことも考え、移動時間を含めて余裕を持たせることがポイントです。
祖父母など家族が赤口を気にする場合は事前に相談する
両親は六曜を気にしていなくても、祖父母が日柄を大切にしていることがあります。
その場合は、「気にしなくていい」と一方的に否定するより、事前に話し合っておく方が安心です。
「赤口でも七五三自体はできること」
「11時〜13時頃に参拝する予定であること」
「家族全員が参加できる日であること」
などを伝えたうえで相談しましょう。
七五三は家族で子どもの成長を祝う行事だからこそ、みんなが納得できる日取りを探すことも大切です。
赤口がどうしても気になる場合の対処法
「問題ないと分かっていても、やっぱり赤口が気になる」
そう感じるのであれば、無理に赤口を選ぶ必要もありません。
七五三には、さまざまなスケジュールの組み方があります。
別の日に変更する
予定を変更できるのであれば、家族が納得できる別の日にするのも一つの方法です。
特に「七五三のあとまで赤口だったことが気になりそう」と感じるのであれば、日程を変更することで気持ちよくお祝いできる可能性があります。
ただし、大安にこだわった結果、家族が参加できなくなったり、子どもに無理をさせたりしては本末転倒です。
六曜と家族の都合の両方を見ながら決めましょう。
写真撮影を前撮り・後撮りにする
七五三当日にすべてを行う必要はありません。
写真館での撮影を別日にして、七五三当日は神社への参拝だけにする方法があります。
前撮りや後撮りを利用すれば、撮影日と参拝日の両方について選択肢が増えます。
また、当日のスケジュールにも余裕ができるため、子どもの負担を軽くしやすいというメリットもあります。
写真撮影と神社へのお参りを別日にする
「写真館は赤口の日しか予約できないけれど、神社への参拝は別の日にできる」という場合もあるでしょう。
その場合は、写真撮影と参拝を分けても構いません。
七五三を一日ですべて終わらせなければならないと考えず、家族に合った形で予定を組むことが大切です。
赤口以外の日も含めて七五三の日取りを決めたい場合は?
七五三の日取りを決めるときは、赤口だけでなく、大安・友引・先勝・先負・仏滅などの六曜や、11月15日、家族の予定なども気になることがあります。
赤口だから七五三を避ける必要はなく、六曜は日取りを決めるための一つの目安として考えるとよいでしょう。
大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅それぞれの意味や、七五三で気にする場合の時間帯を比較したい方は、七五三は六曜を気にする?大安・友引・仏滅など日柄と時間帯を解説で詳しく紹介しています。
七五三は11月15日じゃなくても大丈夫?
七五三は11月15日に行うものというイメージがありますが、必ず11月15日にお参りしなければならないわけではありません。
赤口を避けたい場合や家族の予定が合わない場合は、10月や11月などの都合がよい日にお参りする方法もあります。
日程を決めるときは、六曜だけにこだわらず、子どもの体調や家族の予定、神社の受付・予約状況なども確認しておくと安心です。
11月15日の意味や、六曜・吉日・家族の予定などを含めた日程の選び方については、七五三の日取りはいつがいい?11月15日・六曜・吉日から決め方を解説で詳しく紹介しています。
赤口とほかの凶日が重なったらどうする?
暦を詳しく調べると、六曜以外にも不成就日などさまざまな吉凶があることに気づくかもしれません。
すべてを気にし始めると日程を決めにくくなるため、どこまで重視するかをあらかじめ決めておきましょう。
赤口と仏滅ならどちらを選ぶ?
赤口と仏滅のどちらを選ぶべきかについて、七五三における絶対的な正解があるわけではありません。
赤口には11時〜13時頃が吉とされる考え方がある一方、仏滅は六曜では終日凶とされます。
ただし、それだけで赤口を選ばなければならないという意味ではありません。
家族の予定、子どもの体調、神社の予約なども含めて比較しましょう。
赤口と不成就日などが重なった場合は?
不成就日は、暦の上で物事が成就しにくい日とされています。
赤口と不成就日などが重なっていて気になる場合は、別の日を選ぶのも一つの方法です。
一方、暦の吉凶をどこまで取り入れるかは家庭によって異なります。
「六曜だけ参考にする」「大安だけ確認する」など、判断基準を決めておくと日程を選びやすくなります。
吉日・凶日を気にしすぎなくても大丈夫?
縁起を大切にすること自体は悪いことではありません。
ただ、暦にはさまざまな吉日・凶日があるため、すべての条件を満たす日を探そうとすると、家族の予定と合わなくなることがあります。
暦は家族が気持ちよく七五三を迎えるための参考材料の一つとして利用するくらいに考えると、日取りを決めやすくなります。
七五三と赤口についてよくある質問
最後に、七五三と赤口について特に気になりやすい疑問をまとめます。
赤口に七五三をすると縁起が悪くなる?
赤口は六曜では凶とされますが、赤口に七五三をしたからといって、子どもの将来が悪くなると決まっているわけではありません。
六曜を気にする場合は、吉とされる11時〜13時頃に参拝する方法があります。
赤口でも神社でご祈祷してもらえる?
赤口だからという理由だけで七五三の参拝ができなくなるわけではありません。
ただし、ご祈祷の受付時間や予約方法は神社によって異なるため、参拝予定の神社へ事前に確認してください。
赤口の11時〜13時に間に合わなかったら?
11時〜13時頃に間に合わなくても、七五三そのものができなくなるわけではありません。
この時間帯は六曜上の吉とされる時間の目安です。
子どもの体調や当日の状況を優先しましょう。
赤口の日は写真撮影も避けるべき?
写真撮影を避けなければならない決まりはありません。
気になる場合は、写真撮影と神社への参拝を別の時間や別の日に分ける方法もあります。
赤口と大安なら大安を選んだ方がいい?
六曜だけを基準にするなら、大安は終日吉とされています。
ただし、大安だから必ず七五三に最適というわけではありません。
大安でも子どもの体調が悪かったり、予約が取れなかったりすることがあります。
大安・赤口だけで判断せず、家族にとって無理のない日かどうかも合わせて考えましょう。
祖父母が赤口を嫌がる場合はどうすればいい?
まずは、なぜ赤口を避けたいのか話を聞いてみましょう。
そのうえで、11時〜13時頃に参拝する、日程を変更する、写真撮影と参拝を別日にするなど、家族が納得できる方法を探すのがおすすめです。
日柄をめぐって家族同士が嫌な気持ちになるよりも、子どもの成長をみんなで気持ちよく祝える方法を選ぶことが大切です。
まとめ|七五三は赤口でも問題ない。家族が納得できる日を選ぼう
七五三の日が赤口になっても、それだけを理由にお祝いを諦める必要はありません。
今回のポイントをまとめると、
- 七五三は赤口でも基本的に行える
- 赤口では11時〜13時頃が吉とされている
- 11時〜13時頃を過ぎても七五三ができなくなるわけではない
- 写真撮影と神社参拝を同じ時間・同じ日にする必要はない
- 赤口が気になるなら前撮り・後撮りや日程変更という方法もある
- 神社のご祈祷時間や予約方法は事前に確認する
- 六曜だけでなく子どもの体調や家族の予定も大切にする
- 祖父母など家族が六曜を重視する場合は事前に相談する
ということになります。
七五三は、子どもがここまで成長したことに感謝し、これからの健やかな成長を願う大切な節目です。
赤口が気になるなら時間帯を工夫する。どうしても不安が残るなら別の日にする。六曜を気にしないのであれば家族の予定を優先する。
どの選択にも、それぞれの家庭に合った考え方があります。
「赤口だからどうしよう」と必要以上に不安になるのではなく、家族で話し合い、みんなが納得して笑顔で過ごせる日を選んでください。

