【プレママ必見】安産祈願は赤口でも大丈夫!お日柄の不安を解消し、当日までを完璧に導く、やさしい日取りガイド

六曜

お腹の中で少しずつ育っていく、新しいいのち。

安定期に入り、ほっと一息つきながらも、日に日に愛おしさが増していく毎日ではないでしょうか。

「そろそろ安産祈願の準備をしなくちゃ」 ご家族や友人との会話で、そんな話題が出始める頃かもしれません。

わくわくしながらカレンダーを開いた瞬間、「戌の日が赤口…?」「仏滅だけど大丈夫かな?」といった文字が目に飛び込んできて、急に心がざわついてしまった――。

そんな経験をされたプレママの皆さん、ご安心ください。

その心配や不安、この記事がすべて解消します。

結論から言うと、お日柄はまったく気にしすぎる必要はありません!

この記事では、お日柄のギモンから、神社選び、当日の流れや持ち物リストまで、安産祈願の「知りたいこと」をすべて詰め込みました。

準備から当日までを完璧にサポートし、心から安らかにその日を迎えるためのヒントを、心を込めてお届けします。

安産祈願で本当に、本当に大切なこと

たくさんの情報に触れる前に、まず、安産祈願における「たったひとつの真実」をお伝えします。

日取りやお作法よりもずっと大切なのは、次の2つです。

  1. ママと赤ちゃんの心と体の健康
  2. 「元気に生まれてきてね」と願う、ご家族のあたたかい気持ち

カレンダーに書かれている「大安」や「仏滅」といったお日柄(六曜)は、実は神社でのご祈祷とは直接関係がありません。

これらは中国から伝わった一種の占いが元になったもので、日本の神道の教えとは別のルーツを持つのです。

実際に多くの神社の神主さんに尋ねても、「お日柄は気になさらず、何よりも妊婦さんのご体調を優先して、都合の良い日にお参りください」という答えが返ってくるはずですよ。

そもそも、なぜ「戌の日」にお参りするの?心温まる由来の物語

安産祈願といえば「戌(いぬ)の日」。

これには、いのちのたくましさと親の愛情が詰まった、心温まる由来があります。

昔の人々は、身近な動物である犬が、一度にたくさんの赤ちゃんを産み、しかも比較的お産が軽いことに、生命の神秘と力強さを見出しました。

その姿から、犬は「安産の守り神」として、人々の間で深く敬われるようになったのです。

そして、「あの犬のように、安産でありますように。

元気な赤ちゃんが生まれますように」という切なる願いを込めて、12日に一度巡ってくる「戌の日」に安産を祈願する、という美しい風習が生まれました。

このお参りは、体調が安定してくる妊娠5ヶ月の最初の戌の日に行うのが一般的です。

ご祈祷を受けると、「腹帯(はらおび)」を授かることができます。

この帯は、大きくなるお腹を優しく支え、外部の衝撃から赤ちゃんを守るための、いわば「愛のお守り」。

ご自身で用意したお気に入りの腹帯を持参し、ご祈祷してもらうこともできますよ。

【これで万全!】安産祈願、当日までの完全ロードマップ

「いつ行くか」が決まったら、次は「どう準備するか」。

当日のイメージを膨らませて、安心してその日を迎えましょう。

神社選びと予約

まずは、お参りする神社を決めましょう。

選び方は自由ですが、こんな視点はいかがでしょうか。

  • 安産祈願で有名な神社を選ぶ
    ご利益で知られる神社は、やはり安心感があります。
  • 地元の氏神様の神社を選ぶ
    あなたが住む土地を守ってくださる神様に、新しい家族の誕生をご報告するのも素敵です。
  • アクセスしやすい神社を選ぶ
    ママの体調が最優先!
    移動の負担が少ない、階段が少ないなど、バリアフリーな神社もおすすめです。

神社が決まったら、必ず事前にウェブサイトやお電話でご祈祷の予約が必要かを確認しましょう。

特に土日は混み合うため、予約制の神社も多いです。

当日の服装

フォーマルなスーツである必要はありませんが、神様にご挨拶するのにふさわしい、きれいめな服装を心掛けましょう。

  • ママ
    体を締め付けない、ゆったりとしたワンピースやチュニックがおすすめ。
    体を冷やさないよう、羽織るものを一枚持っていくと安心です。
  • パパ・ご家族
    襟付きのシャツやジャケット、チノパンなど、清潔感のある服装が良いでしょう。

持ち物リスト

初穂料(はつほりょう)
ご祈祷のお礼として神社にお納めするお金です。
相場は5,000円~10,000円ほど。紅白の蝶結びの水引がついた「のし袋」に入れ、表書きは「御初穂料」、下に氏名を書きます。

腹帯
神社で授かるか、自分で用意するかは事前に確認を。

母子手帳
念のため持っていると安心です。

その他:飲み物、体温調節できる羽織物、夏は日傘や扇子、冬はカイロなど。

お日柄からお金のことまで!安産祈願「よくある質問」Q&A

Q. やっぱり「赤口」や「仏滅」は避けるべき?

A. 気にしすぎなくて大丈夫!でも、知っておくと安心です。

これは「その日の運勢占い」のようなもの。

それぞれの意味を知っておきましょう。

  • 赤口(しゃっこう)
    お祝い事には不向きと言われがちですが、一日中ずっとNGなわけではありません。

    お昼の休憩時間である午前11時頃~午後1時頃だけは「吉」に変わる
    、と覚えておきましょう。

    もし赤口の日に安産祈願をするなら、このランチタイムを狙うのがおすすめです。

  • 仏滅(ぶつめつ):「物滅」と書き、「一度リセットされ、新しく物事を始めるのに良い日」というポジティブな解釈も人気です。過度に怖がる必要はありませんよ。

Q. 体調が悪くて行けないかも…代理でも大丈夫?

A. もちろんです。
ママの体調が第一です。

つわりがひどい、切迫早産の危険があるなど、外出が難しい場合は、無理は禁物。

パパやご両親に代理でご祈祷を受けてきてもらうことも可能です。神様は、あなたの状況をきっと理解してくださいます。

【こだわり派のあなたへ】もっとハッピーな日にしたい!おすすめの吉日

「せっかくなら最高のラッキーデーを選びたい!」
その気持ち、とても素敵です。

お祝いムードをさらに高めてくれる、おすすめの吉日をご紹介します。

  • 大安(たいあん)
    言わずと知れた、一日中「吉」のスペシャルデー。
    お祝い事の王道です。
  • 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
    あなたが赤ちゃんに注ぐ「一粒」の愛情が、「万倍」もの幸せとなって実る…そんなイメージが湧いてくる素晴らしい日です。
  • 天赦日(てんしゃにち)
    年に5~6回しか訪れない、暦の上で最も縁起が良いプレミアムデー。
    「天がすべてを赦(ゆる)す日」とされ、最高のスタートを切れます。
  • 母倉日(ぼそうにち)
    「母が子を慈しむように、天が人々を慈しむ日」という意味を持つ、まさに安産祈願にぴったりの、優しさと愛に満ちた一日です。

心穏やかに、赤ちゃんと向き合うための大切な時間

安産祈願は、単なる儀式ではありません。

これから始まる赤ちゃんとの生活に思いを馳せ、ママになるあなたの心を穏やかに整え、そして何より、お腹の赤ちゃんと「これから一緒に頑張ろうね」と対話するための、かけがえのない時間です。

お日柄は、お祝いを彩るスパイスのようなもの。

一番大切なのは、メインディッシュであるあなたの愛情と、ご家族の温かい気持ちです。

あなたの心と体が「今日だ!」と教えてくれる、最高の一日を選んでくださいね。

ご家族みんなの笑顔に包まれた、素晴らしい安産祈願の日となりますよう、心からお祈りしています。

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