赤口に安産祈願しても大丈夫?戌の日と重なった場合や時間帯を解説
お腹の赤ちゃんが少しずつ大きくなり、安定期を迎える頃。
「そろそろ安産祈願に行こうかな」とカレンダーを見てみたら、予定していた戌の日が「赤口」。
「赤口に安産祈願をしても大丈夫?」
「せっかくの戌の日だけど、別の日にしたほうがいい?」
「赤口なら何時に行けばいいの?」
そんな疑問や不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、赤口だからという理由だけで安産祈願を避ける必要はありません。
六曜を気にするのであれば、赤口でも一般的に吉とされる午前11時頃~午後1時頃を選ぶ方法もあります。
ただし、何より大切にしたいのは妊婦さんと赤ちゃんの体調です。
この記事では、赤口に安産祈願をしてもいいのか、戌の日と赤口が重なったらどうすればいいのか、さらに神社選びや服装、持ち物、初穂料まで詳しく紹介します。
安心して安産祈願の日を迎えられるよう、一つずつ確認していきましょう。
赤口に安産祈願をしても大丈夫?
「赤口は縁起がよくないと聞いたけれど、安産祈願をしてもいいの?」
まず気になるのが、この点ですよね。
赤口でも安産祈願をすることはできます。
そもそも赤口を含む六曜と、神社で行う安産祈願は別のものです。
そのため、「赤口だから安産祈願ができない」と必要以上に心配することはありません。
そもそも赤口とはどんな日?
赤口(しゃっこう・しゃっく)は、大安や仏滅などと同じ「六曜」のひとつです。
六曜には、大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の6種類があります。
現在では結婚式やお祝い事の日取りを決める際に参考にされることがありますが、神社の祭祀そのものに由来するものではありません。
そのため、安産祈願についても六曜だけで判断する必要はありません。
赤口に安産祈願するなら何時がいい?
「それでも赤口が気になってしまう」という場合は、時間帯を選ぶ方法があります。
赤口は一般的に、午前11時頃から午後1時頃までが吉とされ、それ以外の時間帯は凶とされています。
そのため、お日柄を気にするのであれば、この時間帯に合わせて安産祈願をするのもひとつの方法です。
ただし、神社のご祈祷時間や受付時間によっては希望どおりにならないこともあります。
事前に神社の公式サイトを確認したり、問い合わせたりしておくと安心です。
また、妊娠中はその日の体調が変化することもあります。
時間帯にこだわるあまり無理をするのではなく、体調がよく、負担なくお参りできる時間を優先しましょう。
神社のご祈祷と六曜は別のもの
「赤口」「大安」「仏滅」などを見ていると、神社のお参りにも関係があるように感じるかもしれません。
しかし、六曜と神道はもともと別のものです。
安産祈願で大切なのは、暦上のお日柄だけではなく、「母子ともに無事に出産を迎えられますように」と願う気持ちです。
六曜を大切にするご家庭もあるため、完全に無視する必要もありませんが、赤口だから安産祈願をしてはいけないと考える必要はないでしょう。
戌の日と赤口が重なったらどちらを優先する?
安産祈願を予定している方が特に迷いやすいのが、「戌の日なのに赤口だった」というケースです。
戌の日は安産祈願の日としてよく知られているため、「赤口と重なった場合はどうすればいいの?」と迷いますよね。
結論としては、赤口だからという理由だけで、せっかくの戌の日を避ける必要はありません。
赤口だから次の戌の日まで待つ必要はない
戌の日は12日に一度巡ってきます。
「次の大安と重なる戌の日まで待とう」と考えると、予定していた時期から大きくずれてしまうこともあります。
安産祈願は「必ず妊娠5か月の最初の戌の日でなければいけない」というものではありません。
家族の予定や妊婦さんの体調を考えて、無理なくお参りできる日を選びましょう。
赤口が気になる場合は、午前11時頃~午後1時頃を選ぶという考え方もできます。
六曜より妊婦さんの体調を優先しよう
安産祈願の日を決めるうえで、最も大切にしたいのは妊婦さんの体調です。
妊娠5か月頃になると、つわりが落ち着いてくる方も多い一方で、体調には個人差があります。
「戌の日だから」
「大安だから」
「赤口の吉の時間だから」
と無理をして出かけてしまっては、本末転倒です。
体調がよく、ご家族も落ち着いてお参りできる日こそ、そのご家庭にとってのよい安産祈願の日と考えてはいかがでしょうか。
そもそも安産祈願はなぜ戌の日にするの?
安産祈願といえば「戌(いぬ)の日」。
では、なぜ犬と安産が関係しているのでしょうか。
犬が安産の象徴とされてきた理由
犬は一度にたくさんの子どもを産み、お産が比較的軽いと考えられてきたことから、安産の象徴とされてきました。
そこから、「犬のように無事に赤ちゃんが生まれますように」という願いを込め、戌の日に安産を祈願する風習が広まりました。
戌の日は12日に一度巡ってきます。
安産祈願は妊娠5か月頃が一般的
安産祈願は、一般的に妊娠5か月に入った最初の戌の日に行うとされています。
妊娠5か月頃は安定期に入る時期でもあり、お腹が少しずつ目立ってくる頃です。
ただし、これはあくまで昔から伝わる目安です。
必ずその日に行かなければならないわけではありません。
妊婦さんの体調や仕事、ご家族の予定などを考えて決めて大丈夫です。
腹帯にはどんな意味がある?
安産祈願と関係が深いものに「腹帯(はらおび)」があります。
妊娠5か月頃の戌の日に腹帯を巻く風習は「帯祝い」と呼ばれています。
神社によっては安産祈願の際に腹帯を授与してもらえたり、自分で用意した腹帯を持参できたりする場合があります。
対応は神社によって異なるため、腹帯を持参したい場合は事前に確認しておきましょう。
赤口以外のお日柄ならいつがいい?
「赤口でも大丈夫なのは分かったけれど、せっかくなら縁起のよい日に行きたい」
そう考える方もいるでしょう。
お日柄を大切にしたい場合は、次のような日を候補にできます。
大安
大安(たいあん)は、六曜の中でも一日を通して吉とされる日です。
結婚式などのお祝い事でも人気があるため、安産祈願の日として選ばれることがあります。
ただし、戌の日と大安が重なる日は、安産祈願で有名な神社が混雑する可能性もあります。
妊婦さんの負担にならないよう、混雑状況も確認しておくと安心です。
仏滅
仏滅(ぶつめつ)は、六曜では一般的に凶の日とされています。
そのため、「仏滅に安産祈願をして大丈夫?」と不安になる方もいるでしょう。
しかし、赤口と同様、六曜と神社のご祈祷は別のものです。
仏滅だからという理由だけで、安産祈願ができないわけではありません。
一粒万倍日・天赦日・母倉日
六曜以外にも、一粒万倍日や天赦日、母倉日などの吉日があります。
特に母倉日は「母が子を育てるように天が人を慈しむ日」という意味合いから、安産祈願の日として気になる方もいるでしょう。
ただし、こうした吉日も安産祈願の必須条件ではありません。
「重なっていたらちょっとうれしい」くらいの気持ちで取り入れるのがおすすめです。
赤口の安産祈願を家族に反対されたら?
自分では「赤口でも大丈夫」と納得していても、
「赤口にお祝い事をするの?」
「大安の日にしたほうがいいんじゃない?」
と、ご両親や義両親から言われることもあるかもしれません。
六曜に対する考え方は、人や世代によって異なります。
そんなときは、無理にどちらが正しいかを決める必要はありません。
たとえば赤口でも一般的に吉とされる午前11時頃~午後1時頃にお参りしたり、みんなの予定が合う別の日を選んだりする方法があります。
安産祈願は、赤ちゃんの誕生を家族みんなで願う大切な行事です。
だからこそ、ご家族が気持ちよくお参りできる日を話し合って決めることも大切ではないでしょうか。
【これで安心】安産祈願当日までの準備
日程が決まったら、いよいよ安産祈願の準備です。
当日になって慌てないよう、神社選びから持ち物まで確認しておきましょう。
神社の選び方
安産祈願をする神社に決まりはありません。
安産祈願で有名な神社を選ぶ方法もあれば、地元の氏神様へお参りする方法もあります。
妊娠中であることを考えると、次のような点も重要です。
- 自宅から無理なく行ける
- 長時間歩かなくて済む
- 階段が少ない
- 駐車場が利用できる
- 待ち時間が長すぎない
有名さだけでなく、妊婦さんが無理なくお参りできるかどうかを基準に選ぶと安心です。
予約が必要か確認する
神社が決まったら、ご祈祷に予約が必要か確認します。
予約不要で当日受付を行っている神社もあれば、予約が必要な神社もあります。
特に戌の日や土日祝日、大安と重なる日は混雑する可能性があります。
公式サイトや電話で、「安産祈願の予約は必要ですか?」「受付時間は何時ですか?」と確認しておきましょう。
安産祈願当日の服装
安産祈願だからといって、必ずフォーマルなスーツを着なければならないわけではありません。
神社へのお参りにふさわしい清潔感を意識しつつ、妊婦さんは体を締め付けない服装を選びましょう。
ワンピースやゆったりした服装なら、お腹への負担も少なくなります。
季節によっては、体温調節ができる羽織物もあると安心です。
パパやご家族も、襟付きのシャツやジャケットなど、清潔感のある服装を意識するとよいでしょう。
安産祈願の持ち物
当日の主な持ち物はこちらです。
- 初穂料
- 腹帯(必要な場合)
- 母子手帳
- 飲み物
- 体温調節できる羽織物
- 夏なら日傘や扇子
- 冬なら防寒用品
神社によって必要なものが異なる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
初穂料はいくら?
安産祈願のご祈祷を受ける際には、「初穂料(はつほりょう)」を納めます。
金額は神社によって異なりますが、5,000円や10,000円など、あらかじめ金額が定められている場合があります。
「お気持ち」とされている場合もあります。
のし袋の使用方法なども神社によって案内が異なることがあるため、参拝予定の神社の公式サイトを確認するのが確実です。
体調が悪いときは安産祈願を延期しても大丈夫?
予定していた日に体調が悪くなってしまったら、無理をせず延期しましょう。
安産祈願は、決めた日に必ず行かなければならないものではありません。
戌の日にこだわらなくても大丈夫
「今日を逃したら次の戌の日まで待たなくちゃ」と焦る必要はありません。
妊娠中は体調が変化しやすいため、予定どおりにいかないこともあります。
安産祈願のために妊婦さんが無理をしてしまっては意味がありません。
体調が落ち着いてから、無理のない日に改めてお参りしましょう。
本人が行けない場合は代理祈願を確認する
体調や事情によって、妊婦さん本人が神社へ行けないこともあります。
神社によっては、ご主人やご家族による代理での祈願を受け付けている場合があります。
ただし、対応方法は神社によって異なります。
代理での安産祈願を希望する場合は、事前に神社へ問い合わせて確認してください。
赤口の安産祈願でよくある質問
最後に、赤口と安産祈願について気になりやすい疑問をまとめます。
赤口と仏滅ならどちらがいい?
赤口と仏滅のどちらを選ぶべきかについて、絶対的な決まりはありません。
六曜を気にする場合、赤口には午前11時頃~午後1時頃が吉とされる時間帯があります。
ただし、安産祈願そのものは六曜に左右されるものではないため、体調や予定を優先して選びましょう。
赤口と大安なら大安を選んだ方がいい?
どちらの日でも問題ありません。
家族全員がお日柄を気にするのであれば、大安を選ぶと気持ちよくお参りできるでしょう。
一方、赤口の日のほうが体調や家族の予定に合っているなら、無理に変更する必要はありません。
戌の日以外に安産祈願してもいい?
戌の日以外でも安産祈願はできます。
妊娠5か月の最初の戌の日は伝統的な目安であり、その日に行けなかったからといって安産祈願ができなくなるわけではありません。
体調や予定に合わせて選びましょう。
赤口の午前中にしか行けない場合は?
六曜を気にしないのであれば、赤口の午前中だからといって安産祈願を諦める必要はありません。
どうしてもお日柄が気になる場合は、別の時間帯や別の日を検討してもよいでしょう。
大切なのは、妊婦さんに無理のないスケジュールです。
夫婦だけで安産祈願してもいい?
安産祈願に誰と行かなければならないという決まりはありません。
夫婦でお参りしても、ご家族と一緒にお参りしても構いません。
家族構成や予定、妊婦さんの体調に合わせて決めましょう。
赤口でも心配しすぎず、体調のよい日に安産祈願を
「予定していた戌の日が赤口だった……」
カレンダーを見て不安になった方もいるかもしれません。
しかし、赤口だからという理由だけで安産祈願を諦める必要はありません。
お日柄を気にするのであれば、赤口でも一般的に吉とされる午前11時頃~午後1時頃を選ぶ方法があります。
そして、何より大切なのは妊婦さんと赤ちゃんの体調です。
戌の日、大安、赤口といった暦にこだわりすぎて、無理をする必要はありません。
安産祈願は、これから生まれてくる赤ちゃんの無事を願い、ご家族みんなで新しい命に思いを寄せる大切な時間です。
あなたと赤ちゃんが安心してお参りできる日を選ぶこと。
それが、ご家族にとって一番の安産祈願の日になるのではないでしょうか。

