カレンダーの「赤口」、なんて読む?実は仏滅より怖い?意味と正しい付き合い方を解説!

六曜

「友人の結婚式、日取りはやっぱり大安がいいよね」
「引っ越しするんだけど、仏滅は避けた方がいいかな…?」

私たちの会話に、ごく自然に登場する六曜(ろくよう)

カレンダーに書かれたこれらの言葉が、大切な日のスケジュールを左右することも少なくありません。

大安や仏滅は有名ですが、その中にひっそりと佇む「赤口」という文字を見て、「なんて読むの?」「これって良い日?悪い日?」と、首をかしげている方も多いのではないでしょうか。

実はこの赤口、六曜の中でも特に注意が必要な日で、人によっては「仏滅よりも避けたい凶日」とまで言われているのです。

この記事では、そんな謎多き「赤口」の正体から、他の六曜との違い、そして結婚式や引っ越しといったライフイベントとの上手な付き合い方まで、あらゆる疑問に答える完全ガイドをお届けします!

知っておけば、日取り決めで悩む時間がなくなり、自信を持って行動できるはずですよ。

そもそも「赤口(しゃっこう)」って何?基本のキ

まずは、赤口の基本プロフィールをしっかり押さえておきましょう。

  • 読み方は?
    • 「しゃっこう」または「しゃっく」と読みます。
      「あかぐち」「せきぐち」はポピュラーな間違い。
      この機会にぜひ覚えてみてください。
  • どんな日?
    • 大安や仏滅と同じく「六曜」の一つで、その日の吉凶を示す指標です。
      もともとは中国で時刻の吉凶を占うものでしたが、鎌倉~室町時代に日本へ伝わり、江戸時代以降、現在のように一日の吉凶を示すものとして民衆の間に広まっていきました。
  • 縁起の良さランキングでは?
    • 六曜の縁起は一般的に【大安>友引>先勝>先負>赤口>仏滅】の順と言われています。
      つまり、ワースト2位。
      基本的には「縁起が良くない日」と認識されています。
  • 由来は?
    • 赤口のルーツはミステリアスで、ハッキリとはわかっていません。
      しかし、有力な説として、陰陽道(おんみょうどう)に登場する「赤舌日(しゃくぜつにち)」という凶日と同一視された、というものがあります。
    • 赤舌日は、人々を惑わし災いをもたらす「羅刹神(らせつしん)」という鬼が支配する日とされ、何をしても上手くいかない大凶日でした。
      この恐ろしいイメージが、赤口に色濃く受け継がれていると考えられています。

【徹底比較】仏滅と赤口、どっちが本当に縁起が悪いの?

六曜の二大凶日として並び立つ「仏滅」と「赤口」。

この二つには、実は明確な違いがあります。

仏滅(ぶつめつ) 赤口(しゃっこう)
意味合い 「仏も滅するような大凶日」 「血や火など、災いを連想させる凶日」
縁起 一日を通してずっと「凶」 お昼(11時~13時)だけ「吉」、他は「凶」
近年の解釈 「物が滅び、新しく始まる」とされ、リセットやスタートの日としてポジティブに捉えられることも。 「赤」のイメージが強く、災いやトラブルの日として、より直接的な凶日と捉えられがち。
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