二十八宿とは?28宿の意味・吉凶一覧と二十七宿との違いをわかりやすく解説

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暦・日本文化

日々何気なくカレンダーを眺めながら、「今日は何をするのに良い日なんだろう?」と思ったことはありませんか?

結婚や入籍、引っ越し、開店、契約など、大切な予定を控えていると、できれば縁起の良い日を選びたいものですよね。

日取りを考えるときによく知られているのが「大安」「仏滅」などの六曜ですが、日本の暦にはそれ以外にもさまざまな暦注があります。

そのひとつが「二十八宿(にじゅうはっしゅく)」です。

二十八宿は、もともと古代中国の天文学から生まれた28の星宿で、日本では暦注として、それぞれの日に結婚・引っ越し・開店などの吉凶が当てはめられてきました。

この記事では、二十八宿とは何なのかという基本から、28宿それぞれの意味と吉凶、二十七宿との違い、目的別の見方までわかりやすく紹介します。

「結婚にはどの宿がいい?」「今日の二十八宿はどう調べる?」という方も、ぜひ参考にしてください。

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  1. 二十八宿とは?
    1. 二十八宿の起源と歴史
    2. 二十八宿の仕組み
    3. 二十八宿と四神の関係
  2. 二十八宿と二十七宿の違い
    1. 二十八宿と二十七宿は何が違う?
    2. 二十七宿には「牛宿」がない
    3. 二十八宿と二十七宿はどちらを見ればいい?
  3. 今日の二十八宿はどうやって決まる?
    1. 暦注の二十八宿は28日周期で巡る
    2. 今日の二十八宿を調べる方法
  4. 二十八宿28種類の意味・吉凶一覧
    1. 東方青龍の七宿
      1. 角宿(かくしゅく)
      2. 亢宿(こうしゅく)
      3. 氐宿(ていしゅく)
      4. 房宿(ぼうしゅく)
      5. 心宿(しんしゅく)
      6. 尾宿(びしゅく)
      7. 箕宿(きしゅく)
    2. 北方玄武の七宿
      1. 斗宿(としゅく)
      2. 牛宿(ぎゅうしゅく)
      3. 女宿(じょしゅく)
      4. 虚宿(きょしゅく)
      5. 危宿(きしゅく)
      6. 室宿(しつしゅく)
      7. 壁宿(へきしゅく)
    3. 西方白虎の七宿
      1. 奎宿(けいしゅく)
      2. 婁宿(ろうしゅく)
      3. 胃宿(いしゅく)
      4. 昴宿(ぼうしゅく)
      5. 畢宿(ひつしゅく)
      6. 觜宿(ししゅく)
      7. 参宿(しんしゅく)
    4. 南方朱雀の七宿
      1. 井宿(せいしゅく)
      2. 鬼宿(きしゅく)
      3. 柳宿(りゅうしゅく)
      4. 星宿(せいしゅく)
      5. 張宿(ちょうしゅく)
      6. 翼宿(よくしゅく)
      7. 軫宿(しんしゅく)
  5. 目的別|二十八宿の吉凶を調べるときのポイント
    1. 結婚・入籍に向いている宿
    2. 引っ越し・移転に向いている宿
    3. 開店・開業に向いている宿
    4. 契約・仕事始めに向いている宿
    5. 建築・リフォームに向いている宿
    6. 葬儀・仏事で確認したい宿
  6. 二十八宿を日常生活で活用する方法
    1. 大切な予定の日取りを決める
    2. 日々の行動の参考にする
    3. 六曜・十二直など他の暦注と組み合わせる
  7. 二十八宿についてよくある質問
    1. 二十八宿は毎月同じ日に同じ宿になる?
    2. 二十八宿で吉なら必ず良いことが起きる?
    3. 宿に複数の意味がある場合はどれを優先する?
    4. 二十八宿はビジネスにも使える?
    5. 六曜と二十八宿ではどちらを優先する?
  8. まとめ|二十八宿を暮らしの参考にしよう

二十八宿とは?

二十八宿とは、古代中国で発達した天文学に由来する、天の赤道付近にある星々を28の「宿」に分けた体系です。

月は背景となる星々に対して毎日少しずつ位置を変えていきます。古代中国では、その動きを観測する目印として28の宿が利用されました。

「宿」という字から宿泊施設を想像するかもしれませんが、ここでは星の集まりや天球上の区分を表します。

現在の日本では天体観測そのものだけでなく、暦の上で「この日は何をするのに吉か、何を避けた方がよいか」を見る暦注として二十八宿を目にすることがあります。

二十八宿の起源と歴史

二十八宿は古代中国の天文学を背景として発達しました。

古代において天体の観測は、暦を作り、季節の変化を把握するうえで重要な役割を持っていました。

そこで月の移動を把握するため、天の赤道付近にある星々を目印にして空を28の宿に区分したのが二十八宿の基本的な仕組みです。それぞれの宿には、その位置を示す基準となる「距星(きょせい)」も定められました。

その後、二十八宿は天文学的な体系だけでなく、日々の吉凶を見る暦注としても利用されるようになります。

日本にもこの考え方が伝わり、長い年月を経て暦文化のひとつとして定着していきました。

二十八宿の仕組み

ここで注意したいのが、もともとの天文学としての二十八宿と、現在の暦に記載されている二十八宿は分けて考えた方がわかりやすいという点です。

二十八宿の起源をたどると、月などの位置を把握するための天体観測の体系です。

しかし、現在日本の暦で使われている二十八宿は、毎日実際の月を観測して「今日はこの宿」と決定しているわけではありません。

暦注として一定の順序で日々に割り当てられています。

そのため、「今日、月が実際にある星座=今日の暦の二十八宿」と考えないようにしましょう。

二十八宿と四神の関係

二十八宿は、7宿ずつ4つのグループに分けられます。

それぞれに東の青龍(せいりゅう)、北の玄武(げんぶ)、西の白虎(びゃっこ)、南の朱雀(すざく)という四神が対応します。

方角・四神 七宿
東方青龍 角・亢・氐・房・心・尾・箕
北方玄武 斗・牛・女・虚・危・室・壁
西方白虎 奎・婁・胃・昴・畢・觜・参
南方朱雀 井・鬼・柳・星・張・翼・軫

7宿×4方位なので、合計28宿になります。

四神とセットで覚えておくと、二十八宿全体の並びが理解しやすくなります。

二十八宿と二十七宿の違い

二十八宿について調べていると、「二十七宿(にじゅうしちしゅく)」というよく似た言葉を見かけることがあります。

数字がひとつ違うだけなので混同しやすいのですが、暦を見るときには区別しておきたいものです。

二十八宿と二十七宿は何が違う?

大きな違いのひとつは、その名の通り宿の数です。

二十八宿は28宿、二十七宿は27宿を使用します。

また、二十八宿と二十七宿では日への割り当て方にも違いがあるため、同じ日でも確認する体系によって宿が異なる場合があります。

つまり、「二十八宿と二十七宿はほぼ同じだから、どちらを見ても同じ」というわけではありません。

二十七宿には「牛宿」がない

違いを覚えるときにわかりやすいのが「牛宿(ぎゅうしゅく)」です。

二十八宿では北方玄武に、斗宿→牛宿→女宿と牛宿が含まれます。

一方、二十七宿では基本的に牛宿を除いた27宿が使われます。二十八宿では「斗・牛・女」と進むところ、二十七宿では「斗・女」と進みます。

二十八宿と二十七宿はどちらを見ればいい?

どちらかが正しく、もう一方が間違っているというものではありません。

「二十八宿の吉凶を知りたい」のであれば二十八宿を確認し、宿曜など二十七宿を使う体系について調べているのであれば、その方式に従って確認するとよいでしょう。

大切なのは、途中で二十八宿と二十七宿を混同しないことです。

今日の二十八宿はどうやって決まる?

「今日の二十八宿は何だろう?」と思った場合、夜空を見て自分で月の位置を調べる必要はありません。

現在の暦注としての二十八宿は、暦上の配当に従って確認できます。

暦注の二十八宿は28日周期で巡る

二十八宿は、角→亢→氐→房→心→尾→箕→斗→牛→女→虚→危→室→壁→奎→婁→胃→昴→畢→觜→参→井→鬼→柳→星→張→翼→軫という順番で巡ります。

軫宿まで進むと、再び角宿へ戻ります。

今日の二十八宿を調べる方法

もっとも簡単なのは、二十八宿が掲載された暦やカレンダーで確認する方法です。

インターネット上にも日付ごとの二十八宿を確認できる暦があります。

自分で28日周期を数えるよりも、確認したい日付を暦で調べる方が簡単で間違いも少ないでしょう。

二十八宿28種類の意味・吉凶一覧

ここからは、28宿それぞれの吉凶を見ていきましょう。

二十八宿では「この宿だから一日すべてが吉・凶」というより、何をするのに向いているかを見ることがポイントです。

たとえば婚礼には吉でも別の行為には凶、反対に開店には吉でも婚礼には向かない、といった宿があります。

なお、吉凶の内容は暦や流派、資料によって表現に違いが見られることがあります。ここでは代表的な伝承を中心に紹介します。

東方青龍の七宿

東方青龍に属するのは、角・亢・氐・房・心・尾・箕の七宿です。

角宿(かくしゅく)

角宿は、二十八宿の最初にあたる宿です。

  • 吉とされること:衣類の着始め、柱立て、普請・造作、結婚
  • 控えたいこと:葬儀

新しく物事を整えたり、婚礼を行ったりする日として吉とされています。

亢宿(こうしゅく)

  • 吉とされること:衣類の仕立て、物品の購入、種まき
  • 控えたいこと:造作

買い物や衣類に関すること、種まきなどに吉とされています。

氐宿(ていしゅく)

  • 吉とされること:結婚、結納、開店、酒造り
  • 控えたいこと:衣類の着始め

婚礼や開店など、大きな節目に利用される吉日です。

房宿(ぼうしゅく)

  • 吉とされること:結婚、旅行、移転、開店、祭祀、髪を切ること
  • 特徴:複数の祝い事や新しい行動に吉とされる

結婚や移転、開店など幅広い用途で吉とされる宿です。

心宿(しんしゅく)

  • 吉とされること:祭祀、移転、旅行、新しいこと
  • 控えたいこと:造作、結婚
  • 注意点:盗難に注意するとされる

新しい行動に吉とされる一方、婚礼については避けるとされます。

尾宿(びしゅく)

  • 吉とされること:結婚、開店、移転、造作、新しいこと
  • 控えたいこと:衣類の着始め・仕立て

結婚や開店など、新しいスタートにも吉とされる宿です。

箕宿(きしゅく)

箕宿は東方青龍の最後の宿です。

動きのある物事に利用されてきた宿で、資料によって吉凶の表現に違いも見られます。大切な予定を決める場合は、利用する暦の記載も合わせて確認すると安心です。

北方玄武の七宿

北方玄武に属するのは、斗・牛・女・虚・危・室・壁です。

斗宿(としゅく)

斗宿は、財産や建築などに関する行事で吉とされてきた宿です。

新しく物事を整える際の暦注として確認されることがあります。

牛宿(ぎゅうしゅく)

牛宿は二十八宿には存在しますが、二十七宿では基本的に使用されません。

そのため、二十八宿と二十七宿を見分けるときにも覚えておきたい宿です。

女宿(じょしゅく)

女宿は、すべての祝い事に向くというタイプの宿ではありません。

婚礼など大切な祝い事の日取りに利用するときは、その行事について吉とされているか個別に確認しましょう。

虚宿(きょしゅく)

虚宿も、何を行うかによって判断する宿です。

二十八宿では「今日は吉日か」だけでなく、予定している行事との相性を見ることが重要です。

危宿(きしゅく)

「危」という文字だけを見ると怖く感じますが、宿名だけで一日すべてを凶と判断する必要はありません。

行事ごとの吉凶を確認することが大切です。

室宿(しつしゅく)

室宿は、建築や祝い事などとの関係で吉とされることがある宿です。

住まいや建物に関係する予定を立てる際に確認してみるとよいでしょう。

壁宿(へきしゅく)

壁宿についても、宿名の「壁」だけから「障害のある凶日」と判断するのは適切ではありません。

二十八宿は、それぞれに伝えられている行事別の吉凶を確認して使いましょう。

西方白虎の七宿

西方白虎に属するのは、奎・婁・胃・昴・畢・觜・参です。

奎宿(けいしゅく)

奎宿は、建築や開店などについて吉とされることがある宿です。

大きな予定に利用する場合は、他の暦注も含めて確認するとよいでしょう。

婁宿(ろうしゅく)

婁宿は、婚礼や契約などに関連して吉とされることがあります。

人との約束や節目となる予定を立てる際に確認される宿のひとつです。

胃宿(いしゅく)

胃宿は、就職などの行動に吉とする伝承があります。

「胃」という漢字だけから飲食専用の宿と判断せず、暦に伝わる吉凶を確認することが大切です。

昴宿(ぼうしゅく)

昴宿は、祝い事や新しいことなどに利用される宿です。

何かを始める際の日取り候補として確認してみてもよいでしょう。

畢宿(ひつしゅく)

畢宿は、稽古始めや運搬を始めることなどに吉とされます。

一方で、造作や衣類の着始めについては凶とする伝承があります。

觜宿(ししゅく)

觜宿は、稽古始めや運搬を始めることに吉とされています。

造作や衣類の着始めは控えるとする伝承があります。

参宿(しんしゅく)

  • 吉とされること:仕入れ、納入、取引開始、祝い事、縁談

仕事上の取引を始めることや祝い事など、幅広い用途で吉とされます。

南方朱雀の七宿

南方朱雀に属するのは、井・鬼・柳・星・張・翼・軫です。

井宿(せいしゅく)

  • 吉とされること:神仏参り、種まき、動土、普請
  • 控えたいこと:衣類の仕立て

建築関係や種まきなどに吉とされています。

鬼宿(きしゅく)

鬼宿は二十八宿の中でも特徴的です。

婚礼以外について広く吉とされる一方、婚礼は凶と伝えられています。

「鬼」という名前だけを見ると凶日に思えますが、実際の吉凶はむしろ逆なので覚えておきたいですね。

柳宿(りゅうしゅく)

  • 吉とされること:物事を断ること
  • 控えたいこと:結婚、開店、葬儀

大きなお祝い事などには慎重に考えたい宿です。

星宿(せいしゅく)

  • 吉とされること:乗馬始めなど
  • 控えたいこと:祝い事、種まき

「星」という美しい名前だから祝い事に吉、というわけではありません。宿名の印象だけで判断しないことがポイントです。

張宿(ちょうしゅく)

  • 吉とされること:就職、見合い、神仏への祈願、祝い事

祝い事や人との縁、仕事の節目などに吉とされています。

翼宿(よくしゅく)

  • 吉とされること:耕作始め、植え替え、種まき
  • 控えたいこと:高所での作業、結婚

農作業などに吉とされる一方、婚礼は避けるとされます。

軫宿(しんしゅく)

  • 吉とされること:地鎮祭、落成式、祭祀、祝い事
  • 控えたいこと:衣類の仕立て

建物に関係する行事や祝い事などに吉とされています。

目的別|二十八宿の吉凶を調べるときのポイント

28宿すべてを毎回確認するのは大変ですよね。

そこで、実際の生活でよく日取りを気にする予定について、二十八宿を見るポイントを整理してみましょう。

結婚・入籍に向いている宿

婚礼について吉とされる代表例には、角宿・氐宿・房宿・尾宿などがあります。

一方で注意したい代表例が鬼宿です。

鬼宿は婚礼以外には広く吉とされますが、婚礼については凶とされています。翼宿なども結婚を避けるとする伝承があります。

結婚の日取りを探している場合は、「その宿が吉か」ではなく、婚礼そのものが吉とされているかを確認しましょう。

引っ越し・移転に向いている宿

房宿・心宿・尾宿などには、移転を吉とする伝承があります。

引っ越しは生活環境が大きく変わるイベントなので、六曜だけでなく二十八宿も確認したいという方には参考になるでしょう。

開店・開業に向いている宿

開店については氐宿・房宿・尾宿などが吉とされています。

反対に柳宿では開店を避けるとする伝承があります。

お店を始める場合は、オープン日だけでなく、契約日や工事開始日など「何を行う日なのか」を分けて考える方法もあります。

契約・仕事始めに向いている宿

仕事関係では、参宿が仕入れ・納入・取引開始などに吉とされています。

張宿は就職にも吉とされるため、仕事上の節目を考える際の参考になります。

ただし、実際の契約では暦よりも契約条件や期限、相手とのスケジュールを優先する必要があります。二十八宿は日取りを決める際の参考として利用しましょう。

建築・リフォームに向いている宿

角宿では柱立てや普請・造作、井宿では動土や普請、軫宿では地鎮祭や落成式などが吉とされています。

建築では「工事を始める日」「地鎮祭」「完成を祝う日」など複数の節目があるため、行事ごとに確認するとわかりやすいでしょう。

葬儀・仏事で確認したい宿

二十八宿には、葬儀について凶とされる宿もあります。

たとえば角宿では葬儀が凶、柳宿でも葬儀を避けるとされています。

ただし、葬儀は亡くなった日や火葬場、宗教者、参列者の都合などによって日程が限られます。

暦だけを優先して無理に日程を変更するのではなく、必要に応じて菩提寺や葬儀社などに相談するとよいでしょう。

二十八宿を日常生活で活用する方法

二十八宿は、日々の予定を考える際のひとつの参考材料として利用できます。

難しく考えず、「大切な予定の日だけ調べる」という使い方でも十分です。

大切な予定の日取りを決める

結婚、引っ越し、開店、契約など、候補日が複数ある場合に二十八宿を確認してみましょう。

たとえば結婚なら婚礼の吉凶、引っ越しなら移転の吉凶というように、予定している行動に対応する内容を確認します。

単純に「吉日・凶日」の二択で考えないことがポイントです。

日々の行動の参考にする

大きなイベントだけでなく、日常生活のちょっとした判断に利用する方法もあります。

「今日は何かを始めるのに向いているかな?」

「買い物をするならどうだろう?」

といったように、その日の二十八宿を調べてみると、昔の人々が暦とどのように付き合っていたのかを身近に感じられるでしょう。

六曜・十二直など他の暦注と組み合わせる

日本の暦には二十八宿だけでなく、六曜や十二直など、さまざまな暦注があります。

そのため、ある暦注では吉でも、別の暦注では凶となることがあります。

この場合、「吉が何個あれば絶対に良い日」と機械的に決める必要はありません。

それぞれ成立した背景や判断基準が異なるため、何を重視するかを決めて参考にするとよいでしょう。

たとえば結婚なら婚礼に関する吉凶、建築なら建築に関する吉凶を優先して確認するという考え方です。

二十八宿についてよくある質問

二十八宿について迷いやすいポイントを、よくある疑問ごとに確認していきましょう。

二十八宿は毎月同じ日に同じ宿になる?

同じ月日の宿が毎年固定されているわけではありません。

暦上では28宿が順番に巡っているため、確認したい年月日の二十八宿をカレンダーなどで調べるのが簡単です。

二十八宿で吉なら必ず良いことが起きる?

二十八宿で吉とされる日に行動したからといって、必ず良い結果になるわけではありません。

二十八宿の吉凶は伝統的な暦文化として伝えられてきたもので、将来の結果を科学的に保証するものではありません。

仕事や契約、引っ越しなどでは、現実的な条件を優先したうえで、日取りを選ぶ参考として取り入れるのがおすすめです。

宿に複数の意味がある場合はどれを優先する?

自分が予定している行事についての吉凶を確認しましょう。

たとえば鬼宿は婚礼以外には広く吉とされていますが、婚礼は凶です。

「鬼宿=吉日だから結婚も吉」と判断するのではなく、結婚なら婚礼、引っ越しなら移転というように目的別に見ることが大切です。

二十八宿はビジネスにも使える?

伝統的な暦の参考として取り入れることはできます。

開店、取引開始、就職など、現在のビジネスにもつながる吉凶が伝えられている宿があります。

ただし、取引先の予定や契約期限、事業上の条件より暦を優先する必要はありません。

「候補日が複数あって迷っているので、最後の判断材料として暦を見る」という使い方なら取り入れやすいでしょう。

六曜と二十八宿ではどちらを優先する?

どちらか一方が絶対的に正しいというものではありません。

六曜と二十八宿は異なる暦注なので、同じ日でも判断が一致しないことがあります。

特に二十八宿は「何をするのか」によって吉凶が変わるため、目的に対応した内容を確認するのがポイントです。

家族や関係者が六曜を重視している場合は、その考えも踏まえながら日程を決めるとよいでしょう。

まとめ|二十八宿を暮らしの参考にしよう

二十八宿は、古代中国の天文学を背景として生まれた28の星宿です。

東方青龍の「角・亢・氐・房・心・尾・箕」、北方玄武の「斗・牛・女・虚・危・室・壁」、西方白虎の「奎・婁・胃・昴・畢・觜・参」、南方朱雀の「井・鬼・柳・星・張・翼・軫」という28宿から構成されています。

もともとは天体観測の体系ですが、後に吉凶を判断する暦注としても使われるようになり、現在の日本の暦に記載される二十八宿は、実際の月の位置を毎日観測して決めるものではなく、暦法に従って割り当てられています。

また、二十八宿を見るうえで大切なのは、単純に「今日は吉か凶か」と考えないことです。

結婚、引っ越し、開店、建築など、自分が何をしたいのかに対応する吉凶を見ると、二十八宿を理解しやすくなります。

一方で、暦の吉凶が現実の結果を保証するわけではありません。

大切な予定では現実的な条件や周囲との都合を優先しつつ、「昔から伝わる暦の知恵も参考にしてみよう」という距離感で取り入れてみてはいかがでしょうか。

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