新生活への期待が膨らむ引っ越し。
進学、就職、結婚など、人生の大きな節目になることも多いですよね。
せっかくなら、縁起の良い日にスタートを切りたい!と思う方も多いのではないでしょうか?
でも、
「縁起の良い日っていつ?」
「カレンダーでよく見る『大安』とか『仏滅』って何?」
「引っ越し費用って、日で変わるの?」
など、日取り選びは意外と悩ましいもの。
この記事では、そんなあなたの疑問をスッキリ解消!
昔ながらの「六曜(ろくよう)」や、知る人ぞ知るラッキーデー、さらには費用を抑えるための日取り選びのコツまで、分かりやすく解説します。
縁起を大切にしたいあなたも、賢く費用を抑えたいあなたも、この記事を読めば、きっと自分にぴったりの引っ越し日が見つかりますよ!
引っ越しの日取り、どう決める?2つの選択肢
引っ越しの日取りを決める時、多くの人が悩むのが「縁起」と「料金」のどちらを優先するか、ということです。
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選択肢1:「やっぱり縁起を大切にしたい!」
人生の新しい門出だから、縁起の良い日を選んで気持ちよくスタートしたい!という考え方です。
昔から伝わる暦の吉日を選ぶことで、安心感を得たい方におすすめです。 -
選択肢2:「賢く節約!料金重視で選びたい!」
縁起はあまり気にしない、それよりも引っ越し費用を少しでも抑えたい!という考え方です。
引っ越し業者によっては、特定の日を選ぶことで割引料金が適用されることもあります。
どちらが良い・悪いではありません。
あなたが何を大切にしたいかで、ベストな選択は変わってきます。
まずは、それぞれの選択肢について詳しく見ていきましょう。
【縁起重視派へ】引っ越しにおすすめの「ラッキーデー」はこれ!
縁起を大切にしたいなら、まずは日本の暦に古くからある「六曜」をチェックしてみましょう。
さらに、六曜以外にも引っ越しに良いとされる特別な吉日もありますよ。
そもそも「六曜」って何? カレンダーでおなじみの吉凶占い
カレンダーに「大安」「仏滅」などの文字が書かれているのを見たことはありませんか?
あれが「六曜」です。
中国から伝わった、その日の吉凶や運勢を占う考え方で、日本では結婚式などのお祝い事の日取り決めに広く使われてきました。
最近では、引っ越しや納車、大切な契約の日などにも参考にされています。
六曜には6つの種類があり、それぞれ意味合いや、引っ越しにおすすめの時間帯などが異なります。
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大安(たいあん):最強のラッキデー!終日OK!
「大いに安し」の意味で、何をするにも良いとされる一日。
六曜の中で最も縁起が良い日です。
時間帯を気にする必要がないので、引っ越しには最適!
ただし、人気もNo.1。
希望の日が埋まっていることも多く、料金も他の日より高めに設定されている場合があります。
早めの予約が必須です! -
友引(ともびき):大安に次ぐ吉日!ただしお昼は注意?
元々は「勝負がつかない日」という意味でしたが、「友を引き寄せる」として、お祝い事には良い日とされています。
引っ越しにも適していますが、午前11時~午後1時(正午前後)だけは凶とされています。
この時間帯を避けて作業プランを立てると良いでしょう。 -
先勝(せんしょう/さきがち):午前が吉!早めのスタートが吉!
「先んずればすなわち勝つ」という意味で、何事も早く済ませるのが良い日。
午前中は吉、午後は凶となります。
引っ越しをするなら、午前中に作業を開始し、早めに終えるのがおすすめです。 -
先負(せんぶ/さきまけ):午後にツキあり!ゆっくりスタート派に吉!
先勝とは逆に「先んずればすなわち負け」という意味で、急がず慌てず、控えめにするのが良い日。
午前中は凶、午後は吉とされています。
午後からゆっくり引っ越し作業を始めたい方に向いています。 -
仏滅(ぶつめつ):本当に縁起が悪いの?見方が変わる「リセットデー」
「仏も滅するような大凶日」とされ、かつてはお祝い事や引っ越しなどが避けられていました。
しかし最近では、「物滅」と書き、「物が一旦滅び、新しく始まる」と解釈する考え方も広まっています。
つまり、古いものをリセットして新生活を始める引っ越しには、むしろ適しているという見方もあるのです!
また、一般的に避けられるため予約が取りやすく、業者によっては料金が割引になることも。
縁起の解釈は様々ですが、メリットもある日と言えます。 -
赤口(しゃっこう/しゃっく):要注意日?お昼だけ吉で、火の元に注意?
仏滅に次いで縁起が悪いとされる凶日です。
ただし、午前11時~午後1時(正午前後)の「午の刻」だけは吉とされています。
この時間帯に引っ越しを終えるのは、荷物の量や移動距離によっては難しいかもしれません。
また、「赤」という字が血や火事を連想させるため、刃物による怪我や火の元には特に注意が必要な日とも言われ、仏滅以上に避ける人もいます。
六曜だけじゃない!引っ越しに良いとされるスペシャルラッキーデー
六曜以外にも、縁起が良いとされる特別な日があります。
こちらもチェックしてみましょう!
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一粒万倍日(いちりゅうまんばいび):始めたことが万倍になる日!
「一粒の籾(もみ)が、万倍にも実る稲穂になる」という意味を持つ、とても縁起の良い日。
この日に始めたことは、やがて大きな成果につながると言われています。
引っ越しはもちろん、新しいことを始めるのに最適な日です。 -
天赦日(てんしゃにち/てんしゃび):年に数回のプレミアム吉日!
「天が万物の罪を赦(ゆる)す日」とされ、暦の上で最上の吉日と言われています。
この日は、何をやってもうまくいく、成功するとされています。
年に5~6回しかない貴重な日なので、もし引っ越しのタイミングと合えば、ぜひ選びたい日ですね!
ポイント: 大安と一粒万倍日や天赦日が重なる日は、最強のラッキーデーと言えるでしょう!
【要注意】できれば避けたい?縁起が気になる日
縁起の良い日がある一方で、引っ越しなど新しいことを始めるのは避けた方が良いとされる日もあります。
参考までに知っておきましょう。
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不成就日(ふじょうじゅび):何事も成就しない日?
文字通り、何事を始めても成就しないとされる日です。
お祝い事はもちろん、引っ越しなども避ける方が無難とされています。 -
十方暮(じっぽうぐれ):うまくいかない期間?
約2ヶ月に一度、10日間続く期間で、「十方(あらゆる方向)が塞がって、物事がうまくいかない」とされる期間です。
注意点: 吉日と凶日が重なることもあります。その場合、どう解釈するかは人それぞれですが、気になる方は凶日を避けるのが安心かもしれません。
【料金重視派へ】お得に引っ越す裏ワザ!
「縁起よりも、とにかく費用を抑えたい!」というあなたには、「仏滅」や「赤口」の日が狙い目です!
前述の通り、これらの日は一般的に「縁起が悪い」というイメージから避けられる傾向にあります。そのため、
- 予約が取りやすい!
- 引っ越し業者によっては「仏滅割引」などのキャンペーンを行っていることがある!
といったメリットがあります。
特に、引っ越し業者の繁忙期(3月~4月など)は、少しでも費用を抑えたい場合に有効な選択肢となるでしょう。
「縁起は全く気にしない」
「自分の都合の良い日に安く引っ越したい」という方は、
ぜひ仏滅や赤口の見積もりを取ってみることをおすすめします。
【おまけ】スムーズな引っ越しのための荷造り術
日取りが決まったら、次は荷造り!
これも引っ越しの大きな山場ですよね。
「何から手をつけていいか分からない…」と、つい後回しにしがちですが、ちょっとしたコツでスムーズに進められますよ。
- 部屋ごとにエリア分け:
まず、部屋をいくつかのエリアに分けます。 - 使う頻度で仕分け:
各エリアで荷物を「しばらく使わないもの」「たまに使うもの」「毎日使うもの」に分けます。 - 「しばらく使わないもの」から梱包:
これらは段ボールに詰めて、しっかり封をします。 - 「たまに使うもの」は仮置き:
段ボールには入れますが、まだ封はしません。
使ったら戻す、を繰り返し、引っ越し直前に完全に使わなくなったら封をします。 - 「毎日使うもの」は最後に:
引っ越し当日まで使うものは、最後にまとめて梱包します。
この手順で進めれば、前日に慌てることなく、当日もスムーズに作業が進みますよ!
まとめ:あなたにとっての「ベストな引っ越し日」を見つけよう!
引っ越しの日取り選びについて、六曜やその他の吉日、そして料金との関係を見てきました。
- 縁起を重視するなら: 大安、友引、先勝、一粒万倍日、天赦日がおすすめ。特に大安は人気が高いので早めの予約を!
- 料金を重視するなら: 仏滅、赤口が狙い目。予約が取りやすく、割引の可能性も。
- 注意したい日: 不成就日、十方暮など。気になる場合は避けるのが無難かも。
最終的にどの日にするかは、あなた自身が何を一番大切にしたいかで決めるのが一番です。
縁起を担いで気持ちよく新生活を始めたいのか、それとも現実的に費用を抑えたいのか。
どちらの選択も間違いではありません。
この記事を参考に、あなたにとって最高の引っ越し日を見つけて、素晴らしい新生活をスタートさせてくださいね!
早めの情報収集と、引っ越し業者への相談・予約が成功のカギですよ!